トランプ大統領の暴走行為は もはや必然である理由


トランプ大統領が、中国に対して厳しい関税を発動させています。

中国に向けた厳しい関税により、中国経済だけに限らず、日本を含めた世界の経済が鈍化しています。

最近では特に、ドイツ経済の落ち込みは顕著に現れており、稼ぎどころであった中国の新車市場が冷え込んだことにより、ドイツのリセッション入りは間近という状況にあります。

ではトランプ大統領が、中国にかける関税を取りやめることで世界経済は好転して万事解決のように思えますが、、、実はそうせざるを得ない現状があります。

今回は、ただの暴走としか思えない一連のトランプ大統領の言動や行動ですが、それはもはや必然である理由について、私なりの視点でご紹介します。

対中国の輸出入

アメリカ、日本、中国における輸出入額を表した画像になりますが、この画像から分かるように、中国にとってアメリカは最大の貿易国であることが分かります。

つまり、アメリカから多額の関税をかけられてしまえば、当然中国にとっては大きな痛手となります。

しかしアメリカにとっても中国は、大きな貿易国であることは変わりなく、アメリカが中国にたいして関税をかけることは、後々アメリカ自身にブーメランとして返ってくるのは必然です。

 

とはいえ、この画像だけを見れば、貿易戦争はアメリカ絶対有利に見えますが、そうではないと思います。

中国は、今や10億人を超える超巨大市場であるため、多国籍化が当たり前となった今の世の中、アメリカも中国市場なくしては成り立たなくなっています。

仮に中国が本気モード全開で、「中国から、全てのアメリカ企業を追い出す!!」となってしまえば、NYダウの暴落は避けられないでしょう。

では中国とアメリカがお互い関税をなくし、仲良く手を取り合えば世界経済も回復して万事解決…のように思えますが、アメリカにはそれができない理由があります。

トランプ大統領の暴走は必然だった

私も最初は、「トランプ大統領が、中国に対して厳しい関税をかけるという暴走行為をやめれば、世界経済は活況を取り戻して万事解決に向かう」と安易に思っていました。

確かに、アメリカと中国がお互いに関税を取りやめれば、一時的には世界経済は上向きになるとは思います。

 

トランプ大統領自身も、そこは認めている発言をしています。

トランプ大統領は4日にホワイトハウスで記者団に対し、「私が中国と何もしたくなかったなら、米国の株式相場は今よりも1万ポイント高かっただろう。だが、誰かがこうするしかなかった」と述べ、中国は「 抑えがきかなかった」と付け加えた。

(引用元:ブルームバーグ)

トランプ大統領の「1万ポイント高かった」はちょっと言いすぎな気がしますが、貿易戦争がなければ、いまだに実体経済が好調であるアメリカの株価が上がり続けていたことに異論はありません。

 

ではなぜトランプ大統領は、来年大事な大統領選を控えているにも関わらず、株価が下がることを予測していながら敢えて貿易戦争に突入していったのでしょうか。

さて…その答えは周知のことですが、改めて言わせてください。。。アメリカが中国を恐れているからです。

今回における、中国にたいする一連の厳しい処置の数々は、トランプ大統領の意向というよりも、おそらくアメリカ政府の意向でしょうね。

 

 

中国は「一帯一路」の構想通りに、世界中へ光ファイバー網の展開を進めています。

光ファイバー網が完成してしまえば、光ファイバーに接続できる通信機器を、ファーウェイを主力にした中国製品だけに制限する構想です。

そうなってしまえば、第4次産業革命の核となる5Gの分野で、アメリカは中国に完敗することになります。

 

そのような最悪な事態を恐れたアメリカは、徹底的にファーウェイを叩き潰そうと一連の行動に出たわけです。

しかし、中国のファーウェイの取材に行ったとある記者によると、アメリカに徹底的に叩かれてさぞかし落ち込んでいるだろうと思われたファーウェイの従業員たちは、意外にも元気で、社内は活気にあふれていたと言います。

むしろ今回の騒動により、ファーウェイ内では、以前よりも更に団結力が高まったと話しています。

仮にアメリカの思惑通りにファーウェイが倒産の道を辿ったとしても、第2、第3のファーウェイが現れるのは必然であり、ファーウェイだけを潰しても意味がないように思えます。

 

 

更に中国は、新興国であるインドやアフリカへの影響力も強めており、それに対しアメリカは大きな危機感を抱いています。

ですので、単純に「アメリカが中国に対して関税を取りやめればいい」、、、そういうわけにはいかない所まで中国の影響力は巨大なものと化しています。

ではどうすればいいのか…もはや、アメリカだけでは手に負えなくなってきている中国を制御するには、アメリカ、日本、韓国、欧州が一致団結して中国に対抗していくしか方法がないように思えます。

そう考えると、依然として「アメリカ第一主義」を貫くトランプ大統領では、今後は荷が重いかもしれませんね。

まとめ

アメリカの立場からしてみれば、中国との貿易戦争は致し方がないと言えます。

私個人的には、中国には覇権を握ってほしくないですし、覇権争いはアメリカに勝ってほしいと思っています。

ただし、アメリカが勝とうが中国が勝とうが、長期で見ればアメリカの株価は上がっていくことは間違いないでの、私たち長期投資家は気長にコツコツ積み立てていきましょう。

 

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