夏の平均ボーナスは85万円「私はそんなにもらってない」という声多数


日本経済新聞によると、中間集計ですが、2019年における夏のボーナス平均額は85万円815円とのことです。

この記事タイトルだけ見ると「俺はそんなにたくさんもらってないぞ!!」と、各所で怒声が聞こえそうですが、これは一部の上場企業のみにターゲットを絞った回答結果です。

ちなみに、私が勤めている会社は大企業ではありませんので、もらえる額は85万円と比べてしまえば雀の涙です。

しかし今の日本の状況を考えると、「ボーナスはもらえるだけありがたい」と思っています。

さて今回は、「夏のボーナス平均額が85万円」に対する世間の反応と、実際に夏のボーナスはどれくらいもらえるのか、ということを調査してみました。

19年夏のボーナス横ばい、85万815円

日本経済新聞社が24日まとめた賃金動向調査で2019年夏のボーナス(13日時点、中間集計)支給額は前年比0.05%増の85万815円だった。前年比プラスは7年連続だが、増加率は前年より3.89ポイント縮小した。中国経済の減速などで業績の減益傾向が出るなか、賞与を減らす動きが出始めた。一方で高度人材の獲得競争は激しさを増し、企業は景況感をにらみながら待遇で難しい選択を迫られている。

(引用元:日本経済新聞)

 

(引用元:日経新聞)

この夏のボーナス85万円が、一部の上場企業のみということが分かる計算をしてみます。

例えば、夏のボーナスが85万円、冬のボーナスが90万円もらえたと仮定した場合に、1年間にもらえるボーナスの合計額は、85万円+90万円=175万円になります。

日本の平均給料は420万円ですので、420万円ー175万円=245万円となり、これでは1ヵ月の給料がたったの20万円(手取りは16万円くらい)という計算結果になってしまいます。

そんなわけないので、このボーナス85万円という数値は一部の上場企業のみの統計であり、集計の母体をうやむやにしながら、大々的に公表することに意味があるのかは疑問です。

 

それにしても、夏のボーナスだけで85万円もらえれば御の字のように思えます。

しかしそれは、賃金が一向に上昇しない日本に住んでいるため錯覚しているだけであり、本来であれば、緩やかなインフレと共に、給料もボーナスも年々増加していかないとまずいわけです。

 

そもそも日本の多くの企業が賃金を内部留保しているため、個人に還元されていない状態が続いています。

資金を内部留保する理由は、企業が成長戦略を描けないためでもあり、今後いつ来るか分からない不況時にと懐に溜めこんでいる状態です。

 

もう一つの理由は、企業が何か新しい投資をして失敗した時に、今もなお根強く残る「終身雇用制度」のせいで、簡単に人員削減できないジレンマを抱えているからです。

転職が当たり前の米国のように、転職の市場が整備されていればいいですが、日本はまだそういう環境が整っていないため、正社員を簡単にリストラすることができません。

 

そんなわけで、個人まで賃金が回ってこないわけですから、私たちは「高くて良い商品」よりも、「多少悪くても安い商品」を選ぶ傾向になってしまい、政府が目指すインフレ率2%という数値には届かずに悪循環が続いていますね。


85万円に対する世間の反応は?

「ボーナスがこれだけの額になるって、どれだけ好調な企業から統計とってるんだ」

「夏のボーナス85万円ももらっている人、私の周りに一人もいないんだけど…」

「ボーナスもらえるだけマシ!! うちの会社はボーナスのボの字もない」

「横ばいだかなんだか知らないけど、一部の上場企業だけの統計になんの意味があるの?」

「知らない国の話だわ…」

ごもっともな意見がずらりと並んでいます。

かつての日本は戦後に急成長を遂げ、たったの10年で、年収は5倍に膨れ上がった時期もありました。

しかしそんなバブル期の良き時代は遠い遠い昔の話で、今や夢物語のようです。

今の日本経済は当時の勢いは全くなく、勢いどころかどんどんと衰退の道を辿っているのが現状です。

夏のボーナス平均額は?

(引用元:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

三菱UFJリサーチ&コンサルティングが調査した、2019年夏のボーナス見通しのグラフになります。

事業者数が5人以上の企業を調査対象としており、一部上場企業だけを対象としたような異常に高いボーナス額とはなっていません。

この調査によると、民間企業の夏のボーナス支給平均額は「390321円」で、前年比よりも0.8%下落しています。

全国の夏のボーナス平均額が「39万円」と聞けば、ああなるほどこんなもんか、と納得できる方も多いのではないでしょうか。

 

しかし中小企業の3社に1社である約3割の企業は、ボーナス0という状況です。

また非正規社員の人は、大企業で働いていたとしても、ボーナスが支給される人はごくわずかで、仮に支給されたとしても、その金額は正社員と比べるとかなり少ない金額です。

冒頭で私が「ボーナスはもらえるだけありがたい」と記載しましたが、今の日本では、ボーナスがどれだけ少なくても「もらえるだけマシ」なんて思わずにはいられないことが、なんとも寂しい状況ですね。

 

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