妻が外貨建て保険に加入していた…それなら自分で米国債を購入した方が良い件


我が家に届いた生命保険会社からのハガキに私の目が止まったので、めくられていた箇所をちょっと覗いてみると…そのハガキにはドル表記がたくさん羅列されていました。

私が妻に「このハガキは何なの?」と尋ねたところ、「去年加入した外貨建て保険だよ」との回答。

私の妻は去年の3月頃に、自身で生命保険に加入していますが、その時に外貨建て保険にも加入していたようです。

 

結論から先に述べると、外貨建て保険に加入するメリットは「ゼロ」です。

私の妻は、特別金融リテラシーが低いわけではなく、むしろ常識力は高い方ですが、そんな常識を持った妻でも、保険屋の口車に簡単に乗ってしまったようです。

というのも、外貨建て保険の中身は複雑すぎて、素人ではその構造がよく分からないようにできています。

投資もそうですが、理解できないものには手を出さない方がいいですね。

今回は、外貨建て保険のデメリットと、外貨建て保険をやるくらいなら、長期米国債を満期まで保有した方が得である理由についてご紹介します。

外貨建て保険に加入するメリットは0

米ドルや豪ドルなどの外貨で運用する、外貨建て保険の販売は、今や銀行窓口で販売する主流商品となっています。

これは即ち、裏を返せば、銀行や保険会社が「儲かる」からに他なりません。

 

THE SANKEI NEWSによると、外貨建て保険の苦情は6年で4倍に増えており「元本割れの可能性を充分に説明していなかった」という内容のものがほとんどです。

 

外貨建て保険は通常、円で保険料を支払い、保険会社がドルに変換して運用しています。

円からドルに変換する時には手数料がかかりますし、あくまで保険ですから、契約時にかかる初期費用や管理費がかかってきます。

利回り3%前後を謳っている外貨建て保険が多いですが、その利回りというのは、手数料の一切を除いた数値であり、実際の利回りはもっと低いものになります。

これらは金融庁も指摘していますが、積立利率が、契約初期費用や管理費を除いた積立金額で表示されているからです。

更に契約者には高齢者が多いため、円安や円高の意味をよく理解しないまま購入する人も多くいます。

元本割れしないというのは、あくまで外貨のまま保有した場合のことであり、満期時に円高になっていて円に戻せば「元本割れ」するリスクはあります。

 

そもそも保険と資産運用は別々に考えるべきで、その両方を兼ね揃えた商品というのは、割高である場合がほとんどです。

更に、外貨建て保険の中身については、主に米国債などの国債とされていますが、仕組みがよく分からないことがほとんどです。

ウォーレン・バフェット氏も「リスクとは自分が何をやっているかよくわからない時に起こるもの」と言っているように、理解できないものには手を出さないことです(今回の場合は投資ではなく、保険ですけどね)。

 

どうしても外貨建て保険をやりたいのであれば、満期になった時にドルのまま保有できる外貨建て商品を選ぶべきです。

ドルのまま保有できる商品であれば、満期時に円高になっていたとしても、無理に円に変換する必要がなく、円安になるまでそのままにしておけばいいからです。

強制的に満期時に円に換えて戻されてくる商品の場合は、満期時に円高であった場合は大損してしまう可能性があるからやめた方がいいです。


外貨建て保険をやるなら長期米国債の方が良い

外貨建て保険の中身は、主に米国債などの国債であると言われています。

保険会社のボッタクリ商品を購入するくらいなら、自分で長期米国債を購入して、満期まで保有した方が全然良いです。

米国債を発行している国は、超大国である米国なわけですから、破綻するリスクは限りなく0に等しい。

 

ちなみに長期米国債には2種類あります。

1年でいくらかの利子を受け取れるもの(利付債)と、満期時に利子を含めて一括で受け取れるもの(ゼロクーポン債)です。

私のオススメは、満期時に利子を含めて一括で受け取ることができるもの(ゼロクーポン債)ですが、その理由は、利息が自動的に複利で運用されるからですね。

 

ただしこれまでの内容は「あくまで外貨建て保険をやるくらいなら、自分で長期米国債を購入して満期まで保有した方がいい」ということですので、長期米国債が万人にオススメなのかと言うとそうでもないです。

1000万円くらいのキャッシュがある方で「絶対に元本は減らしたくないけど、貯金していても金利が低すぎるしなぁ…」、なんていう人に長期米国債はオススメです。

まとめ

保険会社は、「保険商品」と「資産運用商品」のセット販売が今の主流のようですね。

年金2000万円問題の出口が見えないということもあり、今後も「保険商品」+「資産運用商品」販売促進の流れは続きそうなので、苦情の件数は益々増えそうです。

私はそれなりに金融リテラシー高いため、保険屋などの口車に乗ることは1000%あり得ませんが、これからの世の中、損をしないためには、金融リテラシーを高めていくことが必須だと思います。

 

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