【夢のプロジェクト】初回20万円振り込む→毎月10~300万円儲かります詐欺


2年ほど前の話になりますが、阿部ダイジロウ氏が代表を勤める株式会社ライセンスプラスが立ち上げた夢のプロジェクトは、次のようなものでした。

「初回20万円振り込めば、毎月10万円~300万円を参加者全員に分配します」。

「働くのは私たち、現金をもらうのはあなた」というキャッチコピーで、インターネットを使用して大々的に宣伝をした結果、なんと3000人がライセンスプラスに出資しています。

初回20万円振り込むだけで、自分は一切何もすることなく毎月10~300万円のお金をもらえる…そんな美味しい話が本当にあるとすれば、日本中全員やっていますよね。

しかし、実際はそんな都合のいい話があるはずもなく、お金を出資してしまった3000人の方は、まんまと騙されてしまったわけです。

今回は、阿部ダイジロウ氏とライセンスプラスのプロジェクトについて、そして怪しい詐欺に引っかからないための考え方についてご紹介します。

阿部ダイジロウ氏とは

私はその昔、ほんの少しだけせどり(転売)の経験があるので、阿部ダイジロウ氏の悪名も耳にしていました。

悪名高き阿部ダイジロウ氏は、2011年に「阿部式せどり塾」を立ち上げて大炎上している経歴があります。

「阿部式せどり塾」とは「月1,191万円をせどりだけで稼ぎ出す。カップラーメンを作るくらい簡単な作業で、あなたに時給1万円以上を稼がせます」、まさにライセンスプラスと似たようなキャッチコピーで、多くの人を騙しました。

騙された人たちは、インターネット初心者、せどり初心者の方がほとんどでした。

 

2011年頃は、せどりに限らずいろいろな分野で「情報商材」や「高額塾」が流行り出した頃で、詐欺まがいの商材や塾はたくさんありましたね。

「無料だと怪しいけど、高額なお金を支払うんだから、詐欺ということはないはず」、そんな風に考えていた方が多くいたのかもしれません。

 

当ブログを見られている方なら大丈夫だと思いますが、念のため、、本当に念のためですが言っておきます。

「労せず楽して儲かる仕事は、世の中に一つもありません」。

 

では「阿部式せどり塾」について簡単に説明します。

「阿部式せどり塾」の何が詐欺だったのか、、、せどり(転売)をやったことがある方はご存知だと思いますが、アマゾンには「FBA」という出品者が納品できる倉庫があります。

せどりを行うのであれば、FBAを利用しない手はないわけですが、保管料が発生してしまうのが難点です。

阿部ダイジロウ氏は、そのFBAの倉庫を「阿部式せどり塾」の中で作ろうと考えたのです。

しかし結局のところ「阿部式せどり塾」の倉庫は、上手く機能しませんでした。

更に「与えられたツールは起動しない」、、あげくに「時給1万円なんて稼げるわけがない」、、、そんな感じで、多くの方が騙されてしまいました。

 

ちなみに「阿部式せどり塾」の入会金は約20万円で、その被害総額はなんと7億円を超えていると言われています。

そんな多くの人を騙して大炎上した信用度-100万の男、阿部ダイジロウ氏が再び動き出し、今回の第2の詐欺事件とも言える案件に繋がっています。


毎月10~300万円儲かるとはどういうことなのか?

さて、今回の本題である「初回20万円を振り込むことで、毎月10~300万円儲かる」、これの儲けの仕組みについてはどういったものなのでしょうか。

YouTubeに、ライセンスプラスのウェルカムガイダンス動画があがっていたので見てみました。

  • 「あなたは、ただ応援するだけ」
  • 「99.9%の作業は、私(阿部ダイジロウ)と、私の周りの精鋭たちが全て行います。あなたは何もする必要がありせん」
  • 「あなたが決断したことは、ほこりに思ってほしい」
  • 「成功があなた及び、チームライセンスプラス全体の利益になるのです」

など、全く中身がない言葉をつらつらと並べて、身振り手振りを交え、大変熱く語っておられます。

しかし、肝心要である事業内容、その中身については全く不明です。

怪しさ1000%です。

 

例えば株式投資をする際には、まず企業の売上及び利益、PERやキャッシュフロー、株価の推移、将来性、事業内容などを確認します。

しかし、このチームライセンスプラスは、これからやろうとしている「事業内容」が何も見えてこないのです。

今回私が見た動画で、阿部ダイジロウ氏は、1時間15分間長々と話していますが、「事業内容」が「ない」話をよくここまで引き延ばせることができるなあと、ある意味感心します。

ペテン師だけに話術は巧みです…。

別の動画で、大きな会場で信者を集めて、壇上で話している動画もありましたが、身振り手振りまじえての巧みな話術は聞いている者を飽きさせず、さすが「ペテン師阿部」と感じましたw

 

多くの人が騙された今回の案件は、アフィリエイターを利用していた可能性も高いですね。

「阿部式せどり術」の時も、多くのアフィリエイターに依頼をしていたようで、有名アフィリエイターなどが彼の案件を紹介していたようです。

「有名アフィリエイターが、阿部式せどり塾のことをすすめているし…」そんな風に騙された人も多くいたのです。

 

そんな悪徳企業のライセンスプラスですが、毎月最低10万円を支払う約束のはずが、実際に支払われたお金はたったの29円でした。

今回の被害総額を単純計算すると、

20万円X3000人=6億円になります。

(20万円の他に、50万円のプロジェクトもあったので、実際の被害総額は10億円と言われています)。

 

 

伝説の投資家であるウォーレン・バフェット氏は「分からないものには手を出すべきではない」と言っています。

バフェット氏も最近になり、GAFAの一角であるアマゾンに投資を始めましたが、バフェット氏が今までハイテク企業に投資をしなかった理由が「ハイテク企業は、事業内容が複雑でよく分からなかったから」です。

 

「〇〇さんが言っているから」「有名なアフィリエイターがすすめているから」、、、安易に手を出すべきではありません。

他人がすすめる、すすめないに関わらず、自分自身が理解できていないものには、どんなものであれ手を出すべきではないということですね。

まとめ

FXツールなどでもそうですが、高額な商材は中身をしっかりと確認し、自分自身で内容を把握してから購入するべきです。

今回の案件で、3000人が騙されてしまったという事実に私は驚きを隠せません。

騙されてしまった方は大変気の毒に思いますが、そういう方たちは、情報リテラシーの低い、情弱者であったと言わざるを得ないです。

横行する詐欺事件、詐欺商材、投資詐欺などに引っかからないように、情報リテラシーは常に高めていく必要がありますね。

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