アクティブファンドは10年で4割が消滅 インデックスが圧倒的有利


投資信託の種類を大きく分けると、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」に分類されます。

更に細かく分類すれば「テーマ型投資信託」「毎月分配型投資信託」「通貨選択型投資信託」などいろいろありますが、大きくは上の2つになります。

「つみたてNISA(ニーサ)」等で投資信託を選ぶ際には、「インデックスファンド」にするのか、それとも「アクティブファンド」で運用していくのかを選ぶ必要があります。

しかし「アクティブファンド」を選ぶ際には注意する必要があります。

なぜなら「アクティブファンド」を過去10年の推移で見てみると、なんと4割以上が消滅しているというデータがあるからです。

当サイトは「インデックスファンド」への投資を推奨していますが、投資信託に関するデータを基にして、その理由について詳しく解説していきたいと思います。

インデックスファンドとアクティブファンドの違い

先ほども申し上げた通り、投資信託を大きく分けると「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類となります。

 

▼楽天証券の週間積み立て投資信託ランキングです(2019年3月23日時点)。

「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の見分け方としては、「インデックスファンド」にはたいてい、投資信託の名称に「インデックス」とついています(ついていないものもあります)。

例えば「楽天・全米株式インデックスファンド」、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」などです。

「インデックスファンド」以外は全て「アクティブファンド」に分類されるので、上のランキングで言えば、7位の「ひふみプラス」と10位の「AR国内バリュー株式ファンド」が「アクティブファンド」になります。

楽天証券の週間積み立て投資信託ランキングは、「インデックスファンド」が上位を独占していることが分かります。

 

「インデックスファンド」とは例えば日本の「日経平均」、アメリカの「NYダウ」といった、世界各国の「指数」に連動することを目指す投資信託になります。

「インデックスファンド」を運営する側としては、世界各国の指数に連動させるだけなのでそれほど手間がかかりません。

手間がかからないということは、イコールそれだけ手数料(信託報酬)が安くすみます。

 

一方「アクティブファンド」とは、「インデックスファンド」を上回る成績を残すことを目指した投資信託です。

インデックスが上昇している時にはそれ以上の上昇を目指し、インデックスが下落している時にはそれよりも下落を抑えることを目指します。

あくまで「目指している」だけであって、必ずインデックスを上回るという保証はどこにも当然ありません。

つまり「アクティブファンド」は、運用しているファンドマネージャーの腕次第ということがいえます。

 

しかし投資信託の資金流入が増えれば増えるほど、ファンドマネージャーの懐が潤いますので、「アクティブファンド」のファンドマネージャーは頑張って運用するわけです。

「アクティブファンド」は「インデックスファンド」よりも手間がかかる分、手数料は必然的に高くなります。

 

ちなみに、例えば「日経平均」に連動する投資信託は一つに限らずいくつかあります。

  • ニッセイ日経225インデックスファンド
  • たわらノーロード 日経225
  • eMAXIS 日経225インデックス
  • 日経225ノーロードオープン
  • iFree 日経225インデックス…etc

日経平均に連動する投資信託は上記以外にもまだまだありますが、同じ連動商品なのにどうしてこれだけの種類があるのかというと、運営している会社が異なるからです。

例えばニッセイ日経225インデックスファンドはニッセイが運営していますし、eMAXIS 日経225インデックスは三菱UFJ国際が運営しています。

信託報酬(1年間にかかる手数料)も運営している会社によって異なりますので、どれを選んでも同じというわけではありません。

選ぶ際には、なるべく信託報酬が安く資金流入が正常にあるかどうか、そして指数にしっかりと連動しているか等を念入りに確認する必要があります。


アクティブファンドは10年で4割が消滅

10年という単位で見ると、アクティブファンド」は「インデックスファンド」に8割勝てないうえに、なんと4割の「アクティブファンド」がこの世から消滅してしまっています。

(引用元:SPIVA 日本スコアカード)

上のグラフは、SPIVA 日本スコアカードのHPから引用したものになります。

このグラフは、「アクティブファンド」がインデックスを下回った割合を表しています。

少し分かりにくいので下にまとめます。

 

▼アクティブファンドがインデックスの成績を上回った割合

1年 3年 5年 10年
アクティブファンド 47% 34% 30% 22%

上の表は、SPIVA 日本スコアカードのHPを基にして独自に作成したグラフになります。

「アクティブファンド」がインデックスを上回ったパーセンテージを表しています。

1年目ですらインデックスを上回っている「アクティブファンド」は50%を下回っており、10年も経てばインデックスに勝っている「アクティブファンド」はわずか22%しかありません。

つまり10年という単位で見てみると、「アクティブファンド」の8割がインデックスに勝てないという結果になります。

 

(引用元:SPIVA 日本スコアカード)

上のグラフは、10年経った時の「アクティブファンド」の生存率を表したグラフになります。

平均値を算出してみると「アクティブファンド」全体の生存率は60%で、なんと40%もの「アクティブファンド」がこの世から消滅してしまっているという結果になります。

 

以下に「アクティブファンド」の生存率を、SPIVA 日本スコアカードのデータを参考に、3年、5年、10年でまとめてみました。

 

▼アクティブファンドの生存率

3年 5年 10年
アクティブファンド 85% 75% 60%

たったの3年で15%の「アクティブファンド」が消えてしまい、5年では25%、10年ではなんと40%もの「アクティブファンド」がこの世から消滅してしまっています。

そもそも投資信託とは、10~20年という長い年月をかけてコツコツ積み立て投資していくものなので、たったの10年で40%が消滅してしまう「アクティブファンド」はやらない方がいいとしか言えません。

「アクティブファンド」を選ぶ際には、長期投資できる商品を慎重に選ぶ必要があります。

 

投資信託について詳しくは、

「投資信託」を初心者に分かりやすく解説「地味な投資」こそが資産を増やす近道

こちらの記事を参考にしてみてください。

 

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まとめ

「アクティブファンド」と「インデックスファンド」は、投資を始めるに当たってどちらを選べばいいのかはよく議論されています。

絶対に「インデックスファンド」じゃなきゃダメ!!ということではありませんが、「アクティブファンド」を選ぶ際には、その投資信託が10年、20年後もきちんと生き残っているかをしっかりと検証する必要があります。

将来を見据えて、伸びていく投資信託を選びましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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