米国ETFとは?魅力や注意点など分かりやすく解説します


インデックス投資といえば、「日経平均」や「TOPIX」を思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、インデックス投資家である私がメインとしている投資先は、「日経平均」や「TOPIX」といった「日本」ではなく「米国」です。

新興国を含めた全世界にも投資はしていますが、あくまでもメインは「米国」です。

米国といっても、例えば「マイクロソフト」や「アップル」などの米国個別株投資ではありません。

その投資先は「米国のETF」です。

今回は、私がメインとして投資している「米国ETF」の魅力と、その概要と注意点などについて分かりやすくお伝えします。

ETFとは?

米国ETFの前に、ETFとは何か?について簡単に解説します。

ETFとは指数連動型の「上場投資信託」です。

指数とは、日本でいえば「日経平均」「TOPIX」「JPX日経400インデックス」の3種類です。

ETFは、これらの指数に連動するように運営を目指している投資信託の一種です。

ただしETFは「上場投資信託」であり、通常の「投資信託」とは異なる点があります。

それは、証券取引所で「株式」のように売買できることです。

 

投資信託の場合は、様々な株や債券などが入り交ざっているために、基準価額をすぐに算出することが不可能です。

そのため投資信託が売買できるタイミングは、「1日1回」のみとなっています。

 

一方ETFの場合は株式と同じ扱いのため、買いたい時に買えて、売りたい時に売ることができます(ただし売買手数料が発生します)。

上場投資信託であるETFは、株式のように日中の流動性を知ることができます。

しかし基本的なETF投資の考えとしては、頻繁に売買するものではなく、投資信託と同じく「長期投資向きの投資」と言えるでしょう。

 

▼TOPIX連動型投信の5年チャートです。

上のグラフは、TOPIXに連動するETFの5年チャートです。

右肩上がりで上がってはいますが、ものすごく緩やかな上昇で、なんだか物足りない感じがしますよね。

今日までは「アベノミクス」効果や「日銀のETF買い付け」により、なんとか右肩上がりを保持してきましたが、今後も右肩上がりかと言われれば疑問符がつきます。

これからの日本は少子高齢化が超スピードで進み、経済が脆弱になると共に株価は下落していくでしょうから、日本の指数に連動するETFへの投資はオススメしません。

 

例えばですが上場投資信託である「TOPIX連動型投信」を1400付近で買って、1800辺りで売り抜ければ利益は出ます。

しかしETFの旨味は、そのような短期売買にはありません。

短期で売買するのではなく、右肩上がりで上昇していくインデックスETFに長期投資をすることで、将来的に莫大な利益を生むことが可能となるのです。

 

ではどこに投資をすればいいのか、、、それは次に解説する「米国ETF」です。

米国ETFとは?

最近では米国ETFへの投資が世界中でメジャーとなり、投資のスタンダードになりつつあります。

しかし日本においては、米国ETFへの投資の良さについてまだまだ世間に認知されているとは言い難い状況にあります。

その理由の一つとして、ETF投資は株式投資と比べて地味すぎて、メディアが話題として取り上げないこと、そして証券会社や銀行がETFでは儲けが出ないため今までPRしなこなかったためです。

 

しかし昨今状況は変わりつつあります。

インターネットの普及により、米国ETF投資が日本でもメジャーになりつつあるのです。

 

ちなみに米国株式市場は、今後10~20年先も右肩上がりで上昇していく可能性が高いというのが一般的な考えです。

20年後もアメリカが世界一の経済大国である5つの理由

こちらの記事も参考にしてみてください。

 

米国ETFとは、基本的に日経平均やTOPIXの米国版と考えていただければ分かりやすいと思います。

米国ETFのメジャーどころとしては、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF「VTI」バンガード・S&P500 ETF「VOO」などがあります。

「VOO」はS&P500をベンチマークしたETFになりますが、株の神様と言われるウォーレン・バフェット氏も推奨していることは有名な話です。

 

ちなみに私は上のどちらにも投資をしていますが、「VTI」は「米国ETF」に直接投資をし、「VOO」は日本の「投資信託」である「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」で、積み立て投資をしています。

 

▼「VTI」と「TOPIX」の過去10年チャート比較

上のグラフは、米国ETFである「VTI」と日本の「TOPIX」を比べた10年チャートですが、そのパフォーマンスの差は歴然です。

これを見れば「アベノミクスとはなんだったのか…」ってなりますよね。

米国ETFの一番の利点は、安定したパフォーマンスに他なりませんが、もう一つは年間にかかる手数料の安さにあります。

 

VTI…0.03%

VOO…0.03%

 

「VTI」、「VOO」共に0.03%と、破格の価格設定となっています。

投資信託の平均信託報酬は0.5~2%と言われていますので、両米国ETFがいかに安い手数料であるかがお分かりいただけるかと思います。

 

「VTI」と「VOO」は代表的な米国ETFですが、この2種類以外にも多くの投資先があります。

「たまごは一つのカゴに盛るな」とは、資産運用でよく使用される格言ですが、個別株の怖さは投資先のリスク分散がされていないことにあります。

しかしその点米国ETFの例えば「VTI」であれば、およそ4000銘柄の米国株式で構成されていますので、ほぼ米国市場に丸ごと投資をしていると言えます。

リスク分散という観点においては最強です(ちなみに「VOO」は500銘柄)。

 

資産運用で最も大切なことは「投資先の分散」です。

米国ETFであれば、1本で「投資先の分散」ができるので、初心者の方でも難しいことを考えることなく投資ができます。


売買手数料と為替レート

米国ETFに投資をする際に注意点があります。

まず一つは、「売買手数料」がかかるということ、そしてもう一つは、「為替レート」が影響してくるということです。

売買手数料

今現在米国ETFに投資できる証券会社は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社のみとなっています。

基本的に売買手数料に関しては3社共に横並びの状態です。

 

下限…5.4ドル

上限…21.6ドル

 

手数料負けしない金額は、日本円にしておよそ15万円です。

50万円以上になると、その投資金額が増えれば増えるほど手数料比率がお得になっていきます(50万円よりも100万円、100万円よりも200万円の方がお得です)。

米国ETFへの投資は、投資資金が多ければ多いほどお得になるというわけです。

 

そのため、資金を多く捻出できないという方は、日本の投資信託をオススメします。

日本の投資信託であれば、「VTI」や「VOO」の米国ETFに間接的に投資ができます。

 

つみたてNISA(ニーサ)口座で投資をすれば、得た利益は非課税になりますので、まずはつみたてNISA(ニーサ)枠を埋めましょう。

 

オススメの投資信託については、

つみたてNISA 長期投資にオススメな投資信託 5選

こちらの記事を参考にしてみてください。

為替レート

米国ETFを購入するには、基本ドルでしか購入できないため円からドルを購入する必要があります。

そのため為替レートが影響してきます。

円からドルに変換する場合は、円高であればあるほどお得で、逆に円安になればなるほど損をします。

つまり、なるべく円高の時にドルを購入した方が得です。

 

分かりやすく例をあげてみます。

為替レートが1ドル=110円(円安)の時に、

100万円をドルに交換すると、9091ドル

 

為替レートが1ドル=100円(円高)の時に、

100万円をドルに交換すると、10000ドル

 

そして何年か経って、いくらかの儲けが出たとします。

日本でお金を使う場合は円に戻す必要がありますので、こんどはドルから円に変換する必要があります。

こんどは最初のパターンとは逆で、ドルから円に変換する場合は、円高であればあるほど損をし、逆に円安になればなるほど得をします。

 

分かりやすく例をあげてみます。

為替レートが1ドル=110円(円安)の時に、

10000ドルの儲けを円に交換すると、110万円

 

為替レートが1ドル=100円(円高)の時に、

10000ドルの儲けを円に交換すると、100万円

 

売買手数料はバカにはできませんし、為替レートによっても大きく変わってきます。

米国ETFを購入する際には、「売買手数料」と「為替レート」には注意して取り引きする必要があります。

 

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まとめ

本屋に行って投資本のコーナーを見てみても、米国の投資本はほとんど置いてありません。

日本において米国ETFは、まだまだメジャーな投資先とは言えませんが、日本のインデックスがイマイチになればなるほど、今後注目度を増してくるでしょう。

米国ETFが、これからのインデックス投資のスタンダードになる日もそう遠くないかもしれません。

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