eMAIS Slim全世界株式(除く日本)の方が 楽天VTよりも良いと思う理由


私は米国株メインに全世界の株式にも投資していますが、全世界の株式を対象とする投資信託は、以下の3つがスタンダードです。

 

  • 楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)
  • eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

全世界の株式に投資をしたいと考えている方は、上の3つのどれかを選択すればいいと思います。

 

さて、私はというと、「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」に投資をしています。

上の3つであれば、どれも投資対象は全世界の株式だし、どれを選んでも同じでは?と思いがちですが、実はそうではありません。

その辺りのこともふまえて、なぜ私が「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」ではなく、「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」が良いと思い投資対象として選んだのか、その理由についてご紹介します。

(今回は、eMAIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の詳細については省きます)。

楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)

「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」は、バンガード社が運営する、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」をベンチマークしています。

「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」は、楽天投信投資顧問が運営している投資信託になります。

 

バンガード社の運営資産残高は、560兆円を超える規模に増大しており、世界最大級のETF運営会社です。

私個人的な意見として、バンガード社は、経費率の安さの面をふくめて、投資家のことを第一に考えてくれている会社であり、安心して身を任せることができる会社だと思っています。

 

▼楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)の投資対象先です。

投資割合
米国 57.8%
その他の先進国 31.9%
新興国 9.9%

全世界といっても、全ての国というわけではなく、当然投資対象として含まれていない国もたくさんあります。

そして、なんといっても、(今のところ)投資先の60%近くを「米国」が占めており、「全世界へ投資」と謳いながら、その投資先はほとんど米国というのが現状です。

 

ちなみに日本はというと、全体の7.5%の割合で、米国に次ぐ2位の投資対象先になっています。

基本的にバンガード社の「VT」と同じ値動きをする、「楽天・全世界株式インデックスファンド(VT)」は、日本では人気の高い投資信託になっていますが、海外ETFでは、そこまで人気は高くなく、2019年7月に発表された純資産ETFランキングにおいても63位とふるいませんでした。

eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)

投資信託である、「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」は、三菱UFJ国際投信株式会社が運営しています。

この投資信託は「eMAIS Slimシリーズ」の一つですが、「eMAIS Slimシリーズ」は昨今、投資信託界で旋風を巻き起こしていおり、今勢いにのっている投資信託シリーズです。

 

そして、勘違いされている方も多いと思いますが、「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」と、「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VTI)」は、投資先が微妙に異なります。

 

▼eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)の投資対象先です。

投資割合
米国 59.3%
その他の先進国 28.1%
新興国 12.7%

「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」の投資先は、「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」と比べると、微妙に違うことが分かります。

投資先には、先進国である日本を除外しているため、新興国の比率が高めに設定されています。


eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)を選ぶ理由

私は最近になって、「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」のポートフォリオ比率を高めに設定し直しました。

というのも、私は米国株メインで運用していますが、覇権争い真っ最中である中国の動向も非常に気になるため、全世界株式への投資比率を高めました。

 

続いては、全世界への投資をする際に、なぜ私が「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」ではなく、「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」に投資をしているのか、その理由についてご紹介します。

 

1.トータルコストが安い

両ファンドの信託報酬(経費率)をみてみます。

信託報酬とは、投資信託を運用してもらうために、投資家が運営会社に支払う経費のことです。

ファンド名 信託報酬
eMAIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.1296%
楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT) 0.2196%

単純に公表されている信託報酬だけでみれば、その差は、0.2196%-0.1296%=0.09%です。

 

ただし注意が必要で、経費として発生する費用は、信託報酬以外にも「隠れコスト」なるものが存在し、実際にかかってくる「トータルコスト」は、信託報酬と「隠れコスト」を合算したものになります。

 

▼「隠れコスト」は、運用報告書を見れば簡単に調べることができます。

楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)の2018年9月に公表された運用報告書によると、隠れコストは0.304%でした。

つまり、実際に発生する「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」の「トータルコスト」は、約0.5%となります。

「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」の方は、まだ新設して間もないファンドのため、運用報告書が公表されていませんが、他の「eMAIS Slimシリーズ」から推測して「トータルコスト」を計算してみます。

 

▼信託報酬と隠れコストを合算した「トータルコスト」です。

ファンド名 トータルコスト
eMAIS Slim 全世界株式(除く日本) 約0.25%
楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT) 約0.5%

両ファンドの「トータルコスト」の差は、約0.5%-約0.25%=約0.25%となります。

 

上の画像は、バンガード社のHPから引用したものになります。ちょうど0.25%のコスト差を比較した、分かりやすいグラフがありましたのでご紹介します。

 

コスト差0.25%では、トータルリターンでどれくらいの差が生じるのかをみてみます。

 

運用開始時点の残高が100万円、年率リターン6%、年間コスト0.25%の場合は、30年後には53,289,853円になります。

運用開始時点の残高が100万円、年率リターン6%、年間コスト0%の場合は、30年後には57,434,912円になります。

 

トータルリターンの差は、57,434,912円-53,289,853円=4,145,059円もの差が生じてしまいます。

 

経費率がたったの数%の違いといえど、10年、20年経てば大きな差を生んでしまいます。

投資金額や積立期間が長くなればなるほど、トータルリターンの差は大きくなりますので、できる限りコストの安い投資信託を選択するべきです。

 

2.日本へ投資をする意味

▼日経平均株価はいまだにバブル期の高値を更新できていません。

私は過去ブログにおいても、日本株にたいして否定的な意見を書いてきましたが、今も変わらず日本株に投資をする意味はないと思っています。

現在日経平均は、2万円をなんとかキープしているような状況です。

しかしそれは、日銀が大量にETFを購入して株価の下落を支えているだけであり、日本株はもはや、外国人投資家からみても何の魅力のない投資先に成り下がっています。

ETFは、国債のように返却期限が決まっていないため、将来的には売却する必要があります。

大量の日本株を売却するとなれば、株価の大暴落は避けられず、そうならないために日銀は、「これからもETFを買いまくる」という愚行を行い続ける必要があります。

そもそも中央銀行である日銀が、ETFを買いまくるという行為自体が異常なことであり、後先考えていない暴挙ともいえます。

 

更に日本は、少子高齢化という避けることができない超難題を抱えているため、将来的に国力が衰えていくのは目に見えています。

そんな将来性のない日本よりも、米国と覇権争いをしている中国や、人口増加ボーナスを享受できるインドやアフリカなどの新興国への投資比率を高めた方が良いと感じています。

 

よって私は、日本への投資を除外し、新興国への投資比率が高い、更には経費率も安い「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」を選択してるわけです。

まとめ

私は以上のような理由から、「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」ではなく「eMAIS Slim 全世界株式(除く日本)」に投資をしています。

たとえ経費率が多少高くても、日本の未来を信じるというのであれば、「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」に投資をすればいいと思います。

また、新興国は怖いから先進国だけに絞って投資をしたいという方は、そのようにすればいいと思います。

投資に絶対はありませんからね。

今回の記事も、単なる個人的な一意見にすぎませんが、参考になればと思います。

 

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