eMAXIS Slimが配当込み指数に変更 最強の投資信託になり得るか


投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018に、なんと7本も受賞する等、昨今の投資信託界を席巻している投資信託が「eMAXIS Slim(イーマクシススリム)」シリーズです。

まさに向かう所敵なし状態の「eMAXIS Slim」シリーズですが、その一番の魅力はやはり「信託報酬」の安さでしょう。

他メーカーの投資信託が信託報酬を下げれば、「eMAXIS Slim」もそれに負けじと追随して下げてきます。

 

そして遂に「eMAXIS Slim」シリーズが、「配当を除く指数」ベンチマークから「配当込み指数」のベンチマークに変更されることです(変更は2019年7月~)。

これは大きな変更点です。

「eMAXIS Slim」シリーズが、「配当込み指数」のベンチマークに変更されることにより、どういうことが起きるのでしょうか。

そして「eMAXIS Slim」シリーズは今後、最強の投資信託として確立することができるのでしょうか…。

今回は「eMAXIS Slim」シリーズに絞って記事にしています。

配当込みのベンチマークに変更

「eMAXIS」シリーズ、「eMAXIS Slim」シリーズ、「つみたてんとう」シリーズなどは、三菱UFJ国際投信が運営しています。

公式ホームページにも「業界最低水準の運用コストを将来に渡って目指し続ける」と記載されており、その謳い文句通り、信託報酬の安さは業界随一と言えます。

投資信託業界を席巻していると言える「eMAXIS Slim」シリーズですが、投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2018には、なんと7本もの「eMXIS Slim」シリーズが受賞しています。

そんな私も、eMAXIS Slimシリーズで積み立て投資を実施中です。

私が保有しているeMAXIS Slimシリーズは、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」の2種類です。

Fund of the Year 2018には、共に8位と10位にランクインしています。

 

さて、そんな優秀な投資信託である「eMAXIS Slim」シリーズですが、三菱UFJ国際投信は次のような発表をしました。

1. 対象ファンド
株式・リート等の指数への連動をめざすインデックスファンド ※インデックスファンドに投資するバランスファンドを含み、ETF は除きます。
2. 変更内容
対象ファンドのベンチマークを「配当除く指数」から「配当込み指数」へ変更します。
3. 変更理由
弊社では、これまで株式の指数については、主に「配当除く指数」を使用してまいりました。(中略)こうした状況を踏まえ、『eMAXISシリーズ』、『eMAXIS Slimシリーズ』、『つみたてんとうシリーズ』をは じめとした当社インデックスファンドにおいて、より一層わかりやすい情報提供を行うため、「指数に連動 した運用成果を目指す」というインデックスファンドの商品性に、より適した「配当込み指数」に変更するこ とといたしました。
(出展元:三菱UFJ国債投信株式会社のHPから抜粋)

私が積み立てしている「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、今回の変更とは関係なく、元々「配当込み指数」をベンチマークしていた投資信託です。

しかし「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」は、「配当込み指数」ではなく「配当を除く指数」をベンチマークしている投資信託でした。

 

今回の変更は、「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」のような「配当を除く指数」をベンチマークしている商品は全て、「配当込み指数」をベンチマークする商品に変更されることになります。

しかしあまり投資に詳しくない人が、配当込みとか配当除くとか言われても「???」ではないでしょうか。

 

続いては、投資初心者の方に向けて「配当を除く指数」と「配当込み指数」の違いについて簡単に説明します。


配当を除く指数と配当込み指数とは?

配当金とは企業が生み出した利益の中から、私たち投資家に支払われるお金のことです。

例えば「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、米国の指数である「S&P500」をベンチマークしている投資商品になります。

「S&P500」とは、S&P社が算出している米国の代表的な株価指数ですが、株式の集合体ですので当然さまざまな企業から配当金が出ます。

 

米国の「S&P500」に間接的に投資できる投資信託と、米国ETFに直接投資をする決定的な違いは、「配当金」を受け取れるか受け取れないかの違いにあります。

米国ETFに投資をする場合は、自動的に配当金が吐き出されますが、インデックス投資信託の場合は、そのほとんどが配当金は自動的に再投資に回されています。

よって、インデックスの投資信託は、「配当込み指数」をベンチマークしているのが一般的です。

 

つまり「配当を除く指数」をベンチマークしている投資信託の場合は、実際の基準価額がベンチマークよりも上方剥離するのは当然といえます。

なぜなら投資信託の基準価額は、吐き出された配当金込みの数値になっているからです。

「eMAXIS Slim先進国株式」インデックスの運用報告書を見てみると、ファンド(投資信託)とベンチマークが大きく剥離していることが分かります。

「eMAXIS Slim先進国株式」インデックスの運用が素晴らしいと思いがちですが、これはただ単に「配当を除く」指数をベンチマークしているから当たり前なのです。

 

ポートフォリオ中のキャッシュ、取引コスト、 ポートフォリオのごく小さなウエイト差異などから生じるトラッキングエラーに対して、配当金で補うという裏技が使用できてしまうわけです。

 

投資家からしてみれば、あまり誠実とは言えない「配当を除く指数」をベンチマークしていた「eMAXIS Slim」シリーズが、この度「配当込み指数」をベンチマークする投資信託に変貌するということですから、投資家にとってはプラスになる出来事でしょう。

eMAXISシリーズは最強の投資信託となり得るか?

「eMAXIS」シリーズが「配当込み指数」に変更されるからといって、良いことばかりではないかもしれません。

そもそも「eMAXIS」シリーズは、「ゼロ」からマザーファンドを立ち上げたわけではなく、元々あるマザーファンドに注文しているだけです。

それゆえ他の追随を許さず、信託報酬を極限まで安くすることが可能となっているわけですが、今回「配当込み指数」のベンチマークに変更されることにより、その分の余計な手数料が発生する可能性があります。

 

しかし「eMAXIS」シリーズ「業界最低水準の運用コストを将来に渡って目指し続ける」と謳っているわけですから、私たち投資家は今後も大いに期待していいと思います。

 

そんな投資信託の顔になりつつある「eMAXIS Slim」シリーズの中でも、特にオススメな投資信託が「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です(私も積み立てています)。

 

つみたてNISA(ニーサ)枠で、その他のオススメの投資信託については、

つみたてNISA 長期投資にオススメな投資信託 5選

こちらの記事を参考にしてください。

 

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