ひふみ投信 ロケットのように資金が流出 ひふみの今後は?


先日レオス・キャピタルワークスがスポンサーを務めるインターステラ社が、ロケットの打ち上げに成功しました。

レオス・キャピタルワークスとはご存知、大人気の投資信託である「ひふみ投信」を運営する企業です。

しかしQUICK資産運用研究所によると、2019年4月におけるひみふ投信の資金流出額が100億円を超えたとのことです。

投資信託にとっての大きすぎる資金流出は、あまり好ましい状況とは言えません。

ロケットの打ち上げには成功した「ひふみ投信」ですが、果たしてその基準価額は、ロケットのように上昇することはできるのでしょうか…それとも…。

今回は「ひふみ投信」について掘り下げていくと共に、「ひふみ投信」の今後について考えてみたいと思います。

ひふみ投信とは

ひふみ投信とは、レオス・キャピタルワークスが運営するアクティブファンド型の投資信託になります。

投資信託には、証券会社や銀行などを通して販売されているルートと、今回ご紹介するひふみ投信のように、証券会社などを通さずに直接販売されているルートがあります。

最近では、証券会社を通さずに直販する運営会社も多数登場していますね(セゾン投信、さわかみ投信etc)。

 

ちなみに楽天証券からは「ひふみプラス」という姉妹ファンドも販売されており、直販のみならず、証券会社を通して購入することもできます。

「ひふみプラス」「ひふみ投信」共に原則として同じ値動きをしますのでで、どちらを購入しても同じです。

 

ひふみ投信は、投信ブロガーからの人気も高く「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」では11位にランクインするなど、今もなお根強い人気を誇っています。

設定来からは357.3%という、投信の中では圧倒的なパフォーマンスを示しており、根強い人気ファンドであることもうなずけます。

ロケット打ち上げ成功

ロケットの打ち上げが見事成功し、レオス・キャピタルワークスの社長である藤野英人さんも満面の笑みを浮かべています。

しかし、ひふみ保有者からは「とにかく基準価額上げとけ」「そんな時間があるなら、基準価額を上げる企業を見つけろ」「本業をしっかりやれ」などなど、、、なんとも心無い批判が投げつけられています。

確かに今回のロケット打ち上げは、ひふみ投信保有者とはあまり関係がないことですが、新しいことに挑戦することに意義があったのでしょう。

 

藤野英人さんは自らの著者の中で「本当の安定とは、成長し変化すること」と書かれており、自ら足を運ぶことで「成長する真面目な会社」を見極めて投資をすることを信条にしています。

しかし最後に投資先を決断する時は、「エイヤ!」だそうです。

 

投資ですから「絶対」はないわけで、要はある程度の勢いが大切ということなのでしょう。

今回のロケットの件は、かなり思い切った「エイヤ!」だったでしょうね。

ひふみの資金が流出

独立系運用会社レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみプラス」(9C311125)は、4月の資金流出超過額(推計値)が約118億円になった。3月の約7億円から流出額が大幅に拡大し、2012年5月の設定来で最大規模に膨らんだ。

(引用元:QUICK資産運用研究所)

4月は、3月の約17倍の資金が流出していることになります。

 

▼ひふみ投信の資金の流出入について、モーニングスターで調べてみました。

上のグラフは、ひふみ投信の資金流出入のグラフになりますが、残念ながらまだ3月31日までのデータしかありませんでした。

2017年は、ものすごい勢いで資金が流入していますが(後に解説します)、2018年になるとその勢いは途絶えます。

2018年の後半からは、入金を上回る資金流出がチラホラ見られるようになっています。

 

QUICK資産運用研究所によれば、これが4月には-118億円とのことですので、資金が大きく流出していることになります。

ひふみ投信を購入している人よりも、売却(解約)している人の方が遥かに多いということになり、あまり好ましい状況とは言えないでしょう。


ひふみ投信の今後は?

上はひふみ投信の基準価額と純資産総額です。

 

グラフからは分かりにくいですが、設定来から357.3%という圧倒的なパフォーマンスを示しており、根強い人気を誇っています。

グラフを見てみると、2017年辺りから純資産総額が一気に膨れ上がっていることが分かります。

ひふみ投信の純資産総額が一気に膨れ上がったのは、メディアでひふみ投信が紹介されたことがきっかけです。

しかし放送された内容は、「間違いなく資産が増える」「人生が変わった」「大儲けした」などと、かなり大げさに紹介され、藤野社長はカリスマ投資家として取り上げられていました。

それを見た視聴者達が、我先にと、こぞってひふみ投信を買いに走ったという経緯があります。

 

ちなみに純資産総額とは、組み入れ資産の基準価額と、ひふみ投信を購入した人が保有する口数をかけたものになります。

元々ひふみ投信は成長株である中・小型株を多く取り入れることで、357.3%という圧倒的なパフォーマンスを示すことができたのです。

しかし純資産総額が予想外に膨れ上がりすぎたことにより、中・小型株の成長株だけに集中投資することができなくなってしまいました。

要するに、運用に小回りが利かなくなってしまい、中・小型株メインの運用から、大型株メインの運用にシフトチャンジせざるを得なくなっているのです。

 

▼ひふみ投信の組み入れ上位10銘柄

上はひふみ投信の組み入れ上位10銘柄ですが、1位がアマゾン、2位はVISAと、どちらも米国の大型株が1位と2位にランクインされています。

比率としては2.32%、2.02%とまだ小さなものですが、今後の資金流出入の度合いによっては、米国の大型株比率が増えていくかもしれません。

 

ちなみに中・小型株をメインとして運用している投資信託は、ひふみ投信だけに限らず他にもたくさんあります。

中・小型株メインの投資信託が辿る道は2つあります。

ひふみ投信のように、全ての資金を受け入れて増大させていくのか、それとも一定の資金になった時に、購入の受付をストップして資金流入を止めるか、の2つです。

後者を選択した中・小型株メインの投資信託は、今後も似たようなパフォーマンスを維持していく可能性は高い。

 

前者を選択したひふみ投信の今後は、果たしてどうなっていくのでしょうか…。

小回りが利かなくなったひふみ投信が、今後も今までのように圧倒的パフォーマンスを示すというのは、極めて難しいと言わざるを得ないと思います。

しかし藤野社長は「カリスマ投資家」であることは間違いないので、今後どのようにひふみ投信をコントロールしていくのかは見物ですね。

 

投資信託も逃げ時というのがあります。ドル・コスト平均法を使用した積み立て投資といえど、決して万能ではありませんので、そこはよくよく考えて判断した方が良さそうです。

 

ちなみに私は、米国株中心のポートフォリオを組んでいるため、ひふみ投信は今後も購入する予定はありません。

投資は自己責任にてお願いします。

 

私は米国ETFをメインとして長期投資をしています。

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