インデックス長期投資家が FXと米国ETFをテクニカル分析してみた


株式やFXにおけるチャート分析方法の一つとして「テクニカル分析」があります。

テクニカル分析は、どちらかといえば株式投資よりもFXの為替チャートで使用されていることが多いです。

FXの短期売買をしているトレーダーの中には、テクニカル分析だけを極めて、テクニカルだけで勝っている人がいるのは紛れもない事実です(一部の特別な才能ある人です)。

一方株式投資に限っては、テクニカル分析はあまり役に立たないというのが投資界の常識で、テクニカル分析だけを活用して売買している人は恐らく皆無でしょう(いたとしても勝ってはいないと思われます)。

しかし株式投資も、ある程度長期目線で見ればテクニカル分析が通用します。

今回はインデックス投資家である私が、FXと米国ETFについてテクニカル分析をしてみました。

テクニカル分析してみる

それでは実際にドル/円の為替チャートと、米国ETFであるバンガード社の「VOO」の株価チャートでテクニカル分析をしてみます。

長期目線で見るテクニカル分析は、なかなかに有効であることが分かるかと思います。

ドル/円の為替チャート

私は現在「トライオートFX」で20万円を入金して完全お任せの自動売買で作動させています。

それは儲けるためというよりも、今後どうなるのかを検証するためです。

 

そんなトライオートFXからの為替チャートから、FXの最もメジャーな取り引き通貨である「ドル/円」について簡単にテクニカル分析してみました。

 

▼2010年頃からのドル/円為替チャートです。

 

▼サポートラインとレジスタンスラインを引いてみます。

サポートラインとレジスタンスラインを赤線で上下に引いてみました。

上と下の赤線の間で小レンジ帯を形成していますので、下のサポートラインに青線、上のレジスタンスラインにオレンジ線を引いています。

為替チャートは赤線の間を行ったり来たりしているだけで、上下どちらかの赤線ラインを超えない限り、為替チャートが大きなトレンドを描くことはないと思います。

青線部分も、なかなか強烈なサポートラインが形成されています。

というのは、赤丸で囲った部分の「長い下ヒゲ」からも読み取ることはできますが、長い下ヒゲは「下降する勢力よりも上昇する勢力の方が強い」ことを意味します。

 

今回の為替チャートだけを見てみると、いずれはオレンジ線のレジスタンスラインを上に抜けて上昇トレンドを形成していきそうな気配を感じます。

それではもう少し期間を広げてみてみます。

 

▼2007年頃からのドル/円為替チャートです。

▼テクニカルラインを引いてみました。

2008年頃からの為替チャートを見てみると、また違った見え方ができます。

100円といった「区切りの良い数字」は、「多くのトレーダーに意識される数字」ですので、赤線を引いた100円ラインは強烈なサポートラインになっています。

 

レジスタンスラインはどこにあるのかを見てみると、2007年頃の最高値である123円がレジスタンスラインとなっており、2014年も123円付近で下に跳ね返されていますので、強烈なレジスタンスラインになっていることが分かります。

ドル/円は2012年頃から2014年頃までは、強烈な上昇トレンドを描いていましたが(赤丸で囲った部分)、今現在は三角持ち合い(水色ライン)のような様相になっています。

三角持ち合いが狭くなっていますので、水色ラインを上下どちらかに抜けると、為替チャートは抜けた方向に一気に走る可能性があります。

 

と、こんな具合で簡単にテクニカル分析をしてみましたが、ここから何が分かるかというと、どこで売買するのかの目安を立てることができます。

私が仮にFXで売買するとすれば、105円付近で「買い」注文、114円付近で「売り」注文をします。

なぜならここ2年くらいは、104円から115円の間を行ったり来たりしているからです。

105円で買い注文、114円で売り注文とした理由は、104円ピッタリで「買い」注文を入れてしまうと、104円に届かない場合があるからです(115円の場合も同様です)。

損切りは上は「115円」、下は「104円」当たりで損切りラインを設定します。

 

ただし長期目線で見てみると、三角持ち合いが狭くなってきていますので、これは売りと買い両方のパワーが溜まっている状態ですので、上か下のどちらかに抜けた場合はそのどちらかにトレンドを形成する可能性が高いといえます。


S&P500のチャート

S&P500をベンチマークした米国ETFである「VOO」でテクニカル分析してみます。

 

▼「VOO」の1年チャートです。

▼テクニカルラインを引いてみました。

上下に引いた赤線は、2018年11月頃までのサポートラインとレジスタンスラインでしたが、2018年12月にサポートラインを下に突き抜けて一気に下降しました。

しかし結果は「V字回復」して、再び高値を更新しようという勢いです。

V字回復は上昇する勢いのある時に見られる形ですので、今現在やや過熱感のある米国株ですが、まだまだ上昇の勢いは止まらないといった感じです。

それでは10年チャートで見てみることにします。

 

▼「VOO」の10年チャートです。

▼落書きをしてみました。

常に上昇トレンドですので、特別テクニカルラインを引くところはありませんでした。

 

「VOO」を10年チャートで見てみると、結局のところどの部分で買っていたとしても儲かることが分かります。

 

しかし直近では、トリプルトップを形成しそうな感じがするので(赤線落書き部分)、「上昇トレンド」の勢いが落ちついてきていることは確かです。

三角山の最後の山の頂点が、真ん中の山の頂点を超えることなく下降していった場合は、今後はいよいよ数年単位の「下降トレンド」に入る可能性があります。

 

米国債は「長短金利逆転」である「逆イールド化」が起きましたので、加熱感が高まりつつある米国株もいよいよ下降局面に入っていくとしても不思議ではありません。

とりあえずの戦略としては、1年チャートで見た赤線のサポートラインである、240辺りまで下がってきたら、「242」辺りで買っていくのは確かな戦略といえます(なぜ242なのかと言うと、指値を240に設定してしまうと、240まで落ちてこない可能性が高く結局買えない、なんてことになりかねないからです)。

ブログ村には役立つ情報がたくさんあります。
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まとめ

FXのブログサイトでテクニカル分析をしているサイトをよく見かけます。

しかし結局のところ、テクニカル分析というのは「後づけ分析」とも言えますので、それをしたからといって勝てるのかというと勝てないです。

ただし、ある程度の長期的な目線から、レジスタンスラインとサポートラインを正確に引くことができれば、買いや売りの目安にすることはできます。

テクニカル分析を妄信するのは危険ですが、売りや買いの目安の参考にはできるかと思います。

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