「金への投資は儲かるの?」「いいえ、儲からないです」その理由とは!?


株や債券など、世の中にはいろいろな投資先がありますが、その中で一風変わった投資に「金投資」があります。

金は安全資産であり、これからもその価値は上がり続けると言われることもあります。

確かに金は安全資産である思いますが、果たしてその安全資産である金に、私達個人投資家が「投資」をするメリットはあるのでしょうか。

私は米国をメインとして、全世界に投資をしていますが、金に対しては1円も投資したことがありませんし、これからもする気はありません。

今回は、私が金に投資をしない理由についてと、金投資についてのあれこれを調べて記事にしましたので、よろしければご覧ください。

金投資のメリットは?

まず金に投資するメリットについて考えてみます。

金投資における最大のメリットは、「何か有事が起こった時にも、金の価値だけは下がらないでむしろ上がっていく」ことにあります。

何か起きた時に対する備えとして、確かに金は「安全資産」だと思います。

万が一、日本の財政が破綻して円の価値がなくなった時に、円の代わりに金を保有していれば安全といえそうです。

 

また金相場の歴史を見ても分かるように、ITバブル崩壊時においても金の価格だけは上昇していきましたし、リーマン・ショック時も同様に金の価格だけは上昇していました。

暴落時における金の値動きは、その性質上株価とは逆の方向へ動きます。

まさにリーマン・ショック級の何か大きな有事が起きた時には、多くの人が安全資産である金を買うという行動に出ることは間違いないと思います。

 

▼金の30年間の価格推移を表したグラフです。

 

ITバブル崩壊と、リーマン・ショックの時期に赤い矢印を記入してみましたが、確かに有事の時でも金の価格は落ちていません。

 

しかし金自体はただの「固体金属」であって、「通貨」ではありません。

そもそも通貨とは国家が発行している流通貨幣のことで、貨幣は国の信用等によってその価値が上がったり下がったりします。

固体金属である金は、国家が発行している紙幣ではありませんが、今現在価値のある物として存在しています。

そう考えると、金はある意味「無国籍通貨」と言えるかもしれません。

ですので、国の政治的な問題や何か重大な有事が起こったとしても、無国籍通貨である金の価値は、ほとんど影響しないのは当然といえます。

では私達個人投資家が、ただの金属である金に投資をする意味はあるのでしょうか?


私が金に投資をしない理由

私が金に投資をしない理由は、金は配当もなければ成長もしないからです。

投資の意味をもう一度よく考えてみると、投資とは将来成長する何かにお金を投資して利益を生むことを目的としています。

 

例えば株を例にしてみると、株を買うということは、その企業の成長を見込んで投資するという意味になります。

投資家が投資している企業が、将来成長をして大きな利益を生んだ時に、貸したお金を利息付きで返してもらうことになります。

 

しかし金の場合は、成長が見込める企業の株とは違い、ただの金属ですので成長はしませんし当然配当もありません。

金に長期投資することで、ダイヤにでも成長すればいいのですがそうはなりませんよね(笑)。

金はいつまでたっても金であり、ただの金属以外の何様でもないのです。

 

金は、確かに有事の時には価値が上がります。

しかし本当に儲ける投資家の行動は、リーマン・ショック等の有事が起きた時には、金を買うという行為に走るのではなく、むしろ全力で株を買うことが、将来利益を生む最強の投資法です。

 

そして私が金に投資をしないもう一つの理由としては、手数料が異様に高いことにあります。

例えば純金積立を行った場合には、会社によって異なりますが、売買手数料が2.5~3.5%もかかります。

積立投資で毎月手数料が、2.5~3.5%というのは、はっきり言って高すぎます。

私が積み立てしている投資信託は、売買手数料は一切かかりません(中には売買手数料がかかる投資信託もあります)。

 

しかも売買手数料の他に、スプレッドが0.3%~1%と非常に高い値で設定されています。

スプレッドとは、買い値と売り値の差ですが、例えばFXではドル円における最安値のスプレッドは0.3銭です。

金のスプレッドは0.3%~1%の間で設定されていますが、1度の取り引きでどれくらいの手数料が発生するのでしょうか。

SBI証券では、通常スプレッドの値は1回の取り引きで1g辺り80円となっています。

これは相場の状況により変化しますが、1回の取り引きで80円のスプレッドは高すぎます。

金の積み立て投資をコツコツをやられていた方が、金の価格は上昇しているにも関わらず手数料のせいで元本割れしてしまうというケースは珍しくありません。

まとめ

金を安全資産として持ったり、自分で保有することもできますので、金を手元に置いて眺めて楽しむ分にはいいかもしれません(笑)。

しかし金に対して積み立て投資をしたり等、資産運用のために投資をすることはおすすめしません。

投資をするのであれば、今後も大きく成長の見込める全世界、もしくは米国への投資をおすすめします。

 

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