最後のチャンス? 円高はドルが安く買えてラッキーです


米中貿易摩擦の先行きが不透明なことから、安全資産である円買いが進み、円高が進行しています。

円高が進行すればするほど、トヨタ自動車などの輸出企業は大ダメージを受けることから、一般的には景気が悪くなるとされています。

(ちなみにトヨタ自動車は、1円円高にふれるだけで400億円の損害が発生すると言われています)。

輸出企業に勤めているサラリーマンにとって、円高は「悪」とされていますが、私のような米国株投資家にとっては、むしろありがたいことでもあります。

なぜなら、円高になればドルが安く買えるからです。

しかし、ドルが安く買えるのは、もしかすると今回が最後のチャンスになるかもしれません…。

円高はドルが安く買えてラッキー

「有事の円」という言葉があるように、世界のどこかで、戦争など何かしらの有事が起きた時には、安全資産である円が買われます。

米中貿易摩擦に終わりが見えないため、105円を割る勢いで急速に円が買われ円高が進行しました。

 

私は、輸出産業大手であるトヨタ自動車に恩恵をあずかっているサラリーマンでもありますので、今起きている円高は、私が勤めている会社にとってはマイナスな出来事です。

しかし円高は、全ての人にとって必ずしも「悪」というわけではありません。

 

円高になるということは、円の価値が上がるということなので、円を使用している日本人からしてみれば誇らしいことと言えます。

そして円高になることで、海外からの輸入品を安く仕入れることができますので、輸入によって収益を出している企業などは、円高になれば儲けが多くなります。

円高の恩恵を受けるのは、企業だけに限りません。私のような米国株投資家にとっても、今回のような円高は喜ばしいことであったりします。

なぜなら、円高になればドルを安く買えるからです。

 

証券会社から米国株を買うときは、日本円では買えないため、円からドルに転換してから買うことになります。

円高のときには、積極的にドルを買い増ししていきたいですよね。

 

ちなみに、これから米国株投資をしたい方は、今円高だからといって、全力でドル買いすることはやめましょう。

期間をズラしながら、少しずつドル買いしていくことをオススメします。

近い将来、円安になるのか、円高になるのかを予測することは不可能ですから。

ドル転するときも、お金と時間の「分散」を心掛けるようにするといいと思います。


最後のチャンスかもしれない

もしかしたら、ドルを安く買える最後のチャンスになるかもしれません。

先ほども申し上げましたが、何か有事が起きれば、安全資産である円が買われて円高が進行します。

「有事が起きる⇒円が買われる」、今まで常識とされていたこの流れは、世界から「円は安全資産であり、価値があるもの」という信用があるからです。

しかし、政府と日銀の愚かな金融政策により、先代たちが長い時間をかけて築き上げてきた円の信用が、もろくも崩れ去ってしまう可能性があります。

 

日銀は、お金をじゃぶじゃぶ刷って国債を買いまくるという金融政策で、市場にお金をたくさん増やそうとしています。

しかしその金融政策は、日銀がかかげていた「インフレ率2%」という目標には全く届かず、儲かったのは一部の大企業と投資家だけというのが現状です。

それにも関わらず、いまだに金融政策を止める気はないようです。

 

日銀がお金をじゃぶじゃぶ刷りまくるデメリットは、将来的に円の価値を下落させ、とんでもない円安を誘発させるリスクを高めていることになります。

無駄に円が増えるということは、円の価値を下げてしまうからです。

 

更に日銀の金融政策により、日本は長らく低金利が続いています。

金利は低いところから高いところへ流れるため、低金利である日本の円が、海外へ大量に流出してしまうというリスクもあります。

 

とにかく、今日銀が行っている金融政策は、後先のことを何も考えていない「愚策」と言えます。

今のところ、世界から信用が厚い円ですが、このまま日銀が愚策を続けてしまえば、円の価値はどんどん低下し、将来的に超円安時代が来ることは充分に考えられます。

 

有名投資家の一人であるジム・ロジャーズ氏も、日本にたいして次のように警鐘を鳴らしています。

20年後には、日本円の価値は今より大幅に下がっているはずだ。

米ドルのみならず、韓国ウォンにたいしても相対的に価値を落としていることだろう。

今の日本政府と日銀は、かつての日本人とは違い、ビジネスにより外貨を稼ごうとするよりも、紙幣を刷り続けて日本を救済しようとしている。

これはとんでもない間違いだ。

いずれ物価は上がり、高齢者や若者はむしろ深刻な苦しみを味わうことになりかねない。

(引用元:日本への警告 著者:ジム・ロジャーズ)

政府や日銀は気づかないフリをしているだけで、本当は気づいているはずです。

金融政策だけでは、国民の生活は決して豊かにならないということを

日本が復活するためには、人口を増やすために移民を受け入れることや、もっと女性が社会進出しやすいようにする、イノベーションが起きやすいように環境を整えるなどの、今こそ根本的な部分からの構造改革が必要な時期に来ているのかもしれません。

まとめ

今の円高は、私たち投資家にとってはドルが安く買えるので悪いことではありません。

しかし、今回のようなチャンスが今後2度3度来るかといえば、私は来ないような気がします。

それは、日銀がこのまま量的緩和を続けてしまえば、将来的に円が大暴落する可能性を秘めているからです。

とはいえ、なんだかんだ言いながら、ドル/円は110円くらいに収束するのかもしれませんが…果たしてどうなることやら。

 

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