【リセッション入り間近】米国「個別株」投資家に訪れる試練


リセッション入りは近い、そんな経済ニュースや投資ブログをよく見かけます。

近いといっても、数ヵ月~1年半ほどの猶予はありそうですが、それがいつやって来るのかは誰にも分かりません。

経済は、好景気、不景気の大波、小波を繰り返しながら、ゆっくりと成長していくものですから、いずれリセッション入りすることは仕方のないことです。

 

そして今年に入り、米国株投資家が増えているような感じがしますが、彼らの試練はまもなく訪れます。

しかしその試練は、どちらかといえば、NYダウやS&P500などの指数に投資をしている「インデックス投資家」ではなく「個別株投資家」に直撃します。

特に、最近米国株投資を始めた新米「個別株投資家」は、これから大きな試練を迎えることになるでしょう。

S&P500は最高値を更新しているが…

上はS&P500指数のチャートですが、先日3万ドルの最高値を更新しました。

S&P500とは、米国の投資情報会社であるS&P社が、上場している銘柄の中から代表的な500銘柄の株価を基に算出している指数のことです。

簡単に言うと、米国株式市場を牽引している500社を対象とした大型株指数のことです。

 

2019年になり、日本においても米国株投資家は徐々に増えており、米国株は「ブーム」とさえ言われるようになりました。

しかし、米国株はかつての仮想通貨バブルのような「一時のブーム」ということは決してありません。

 

「くそダサイ投資家」など口の悪さでも有名な、米国株ブロガーバフェット太郎氏も「米国株はブームではなく、これからのスタンダードになる」と、自身の著書の中で語っています。米国株は、もはや世界中のスタンダードな投資先となっています。

 

ジェレミー・シーゲルの著書「株式投資の未来」は、ご存知の方も多いと思います。多くの投資家たちのバイブルにもなっている投資本ですね。

その著書の中でも、中国やインドなどの成長国は、新興企業と同じ考え方で、成長率が高い=高いリターンを出すとは限らない、と記載されています。

というのは、中国やインドをはじめとした新興国は、例えばリーマンショックなどの有事が起きた時に、投資家が一斉に資金を引き上げるため、非常に値動きが激しいことが特徴としてあります。

一方米国株式市場はというと、過去の信頼と実績もあることから、新興国株式市場に比べれば遥かに安定していますし、例えリーマンショック級の暴落が起きたとしても、数年経てば不死鳥のごとく復活します。

私は、米国株「インデックス」投資家です。

S&P500などのインデックス指数に投資をすることで、いずれ起こるであろう大暴落に対しても決して動じることなく、復活するのを気長に待っていればいいだけです。

 

しかし、米国「個別株」投資家は状況的に違います。

彼らは、まもなくやって来る大きな試練に耐えうることができるかどうか…はてさて真価が問われますよ。

米国個別株投資家の耐久力が試される

上の画像は、ETF「QQQ」の過去チャートになります。

「QQQ」とは、「アップル」「マイクロソフト」「アマゾン」「グーグル」「フェイスブック」など、6割が大型IT企業で構成されているETFです。

 

チャートを見てみると、2001年に大きく下落していることが分かりますが、これは、IT関連の銘柄が軒並み暴落した「ITバブルの崩壊」によるものです。

「ITバブルの崩壊」とは、当時インターネット関連の企業が次から次へと誕生し、投資家たちは成長著しいベンチャー企業に期待を込めて、どしどし投資をしました。

1999年から2000年にかけて、IT関連株はグングン上昇していきましたが、それは投資家の期待が大きすぎて、実績を伴わない状態になってしまいました(ITバブル)。

しかし、バブルはバブルのまま続くことはなく、いずれはじけ飛ぶわけですが(ITバブルの崩壊)、ほぼIT企業で構成されている「QQQ」は、「ITバブル」の影響をもろに受けてしまったかっこうです。

 

ではIT銘柄の個別株で見てみます。

例えばIT企業の代表格である、アマゾンのPERは97.74倍になっていますが(2019年7月19日現在)、これは純利益の97.74倍まで買われており、資金を回収するまでに97.74年かかる、という意味になります。

バフェット氏も、アマゾンを買わなかったことは失敗だった、と語っているように、アマゾンはこれからも成長していく企業だとは思います。

しかし、PERは20倍前後が一般的な数値であると言われているように、PER97.74倍という数値は、いかに投資家の期待値が高いか、、、異常な数値とも言えます。

それだけ、多くの人がアマゾンの未来に期待を寄せているということです。

 

リセッション入りすれば、アマゾンをはじめとしたPERの高いIT関連の銘柄群は、インデックス指数より大きく下落するでしょう。

その時に、米国株個別株投資家は、保有している個別株を信じてホールドし続けることができるのか、ってことです。

 

それは、IT関連の個別株に限ったことではありません。

どんな個別株でも、景気後退時にはそれなりに下落することが予想されます。

「もうダメ」「この株はオワコン」、、、インターネットの掲示板に次々と書き込まれる負の言葉…それに耐えることができるか…。

 

QQQなどの株式の集合体であれば、例えITバブルのような暴落があったとしても「いずれ復活する」可能性が高く、下落しても待つことができます。

しかし、個別株の場合は、株価が戻ってくるのか分からないため、その精神的負担は、インデックス投資よりも遥かに大きいものになります。

 

米国個別株投資家の中には、リセッション入りが近いということもあり、個別銘柄を今年中に全て売却するという人もいるくらいですからね。

個別株投資家にとって、要注意局面に近づいているということです。

個人的には、個別株投資に関してはリセッション入りしてからで良いと感じます。

まとめ

私のようなインデックス投資家は気楽なもんです。

淡々と積立投資をしていけばいいだけですからね。

しかし、私がメインとして投資している米国ETF「VTI」も、現在かなり利益が出ている状態なので、今年中に3分の1くらいは売却するかもしれません。

とはいえ、VTIなどのインデックス投資であれば、無理に売却する必要もなく、長期ホールドしていても何も問題ないですけどね。

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