投資信託を途中で売却して利益確定する人が損をしている理由


投資信託を2~3年で売却して利益を確定してから、再度同じ(または別の)投資信託を始める人がいます。

リーマンショックほどの暴落ではないにしろ、チャイナショッククラスの出来事が起きるとすぐに投資信託を売却して利益を確定し、回復し始めた時に再度投資信託を始める人などです。

新しい投資信託は年々増えていますので、乗り換えたくなる気持ちは分かりますが、乗り換えもほどほどにしておかなければいけません。

また投資信託を、株やFXを短期売買するように、同じ感覚で売買している人達です。

このような誤った投資方法をしている人は、10年、20年と継続して投資信託を続けている人に比べて圧倒的に損をしています。

今回は、短期売買している人が長期投資している人に比べて圧倒的に損をしている理由についてご紹介していきます。

長期投資のスタンスを確立させる

「米国の景気後退リスク」「今後は米国を始めとして世界経済の景気後退が予想される」

このようなニュースを最近よく見かけますが、マスコミやネットニュースなどに惑わされて振り回されていてはいけません。

人の話すことや経済ニュース、ネットニュースなどを信用する前に、データをしっかりと見ましょう。

数十年単位の長い目で見れば、全世界の経済は今後も伸び続けることは確実です。

投資においては、世の中全体の動きを観察する目を養うことが大切です。

 

▼全世界と各国の実質GDP成長率を表したグラフです(予想を含みます)。

このグラフは、IMF World Economic Outlookが出している、全世界と各国の実質GDP成長率を表したグラフになります。

最近ではチャイナショック、米中貿易戦争、アップルショックなど、投資をしようとした時にいろいろなことが起きすぎてタイミングが難しい、今後数年間は投資を始めない方がいいんじゃないか?様子見が賢明である、と考えている方は考えを改めるべきです。

なぜなら、全世界のGDP成長率は、今後も堅調に伸びていくことが予想されているからです。

 

IMF World Economic Outlookは、2018年以降も新興国の成長が牽引し、全世界の実質GDP成長率は3%後半から4%と高成長が見込まれていると記載しています。

GDPが伸びているからといって株価も絶対に伸びるとは限りませんが、数十年単位の長い目で見れば、株価もGDPと同じような感じで推移していくことが想像できます。

つまり「これから景気は後退していく」といったようなニュースに惑わされずに、全世界に向けて、長期で投資をしていく決してぶれないスタンスを確立することが大切です。


長期投資の旨味は複利効果

長期投資する旨味は、なんといっても資産が雪だるま式に増える複利効果です。

この複利効果の意味をしっかりと理解してから投資を始めないと、株価がちょっと下がってくると不安になり、すぐに売却して利益確定してしまい結果損をしてしまうことになります。

 

実際に例をあげてみます。

とある投資信託を100万円分購入したとします。

年利6%で運用したとすると、100万円×1.06の計算式で計算できるので、1年後には106万円になります。

2年後には106万円×1.06=112.36万円になります。

例えば1年目で得た6万円の利益を確定してしまうと、2年後は100万円×1.06+6万円=トータル112万円にしかなりません。

複利効果により、2年後には0.36万円増えていることが分かります。

たった0.36万円と思われるかもしれませんが、複利効果がより顕著に表れ始めるのは10年目以降です。

 

ちなみに3年後には112.36万円×1.06=119.10万円になります。

4年後には119.10万円×1.06=126.25万円になります。

 

1年で6万円ずつ増えていくとすれば、4年後には124万円にしかならない計算ですが、年利6%で運用すれば複利効果で、金額は126.25万円となり、その利息は2.25万円となります。

 

試しに30年後を計算してみると、なんと金額は574.35万円に膨れ上がり、その利息は474.35万円となります。

 

投資信託を4~5年で売却してしまっては、このような複利効果が見込めません。

4~5年で投資信託を売却⇒新しい投資信託を購入⇒2~3年で売却⇒新しい投資信託を購入。

このような投資方法は、資産が全く増えていかない典型定なダメな投資パターンです。

分配金等で得た利益をそのまま手元に残してしまうと、長期投資最大の旨味である複利効果がなくなってしまいます。

 

ちなみに投資初心者や投資する資金が少ないという方は、つみたてNISA(ニーサ)口座等で、毎月決まった日に決まった金額を積み立てる「積み立て投資」をおすすめします。

投資信託を一括で購入するのは全然構いませんが、購入する時期が悪かったり、投入できる資金が少なすぎると効果が見込めません。

その点積み立て投資であれば、毎月少額からコツコツと投資できますので、投資初心者にもおすすめです。

しかもつみたてNISA(ニーサ)口座であれば、普通であれば得た利益に20%税金がかかるところ、一切税金がかからず利益丸儲けなのでお得です。

こんなお得な制度を使わない手はありません。

 

つみたてNISA(ニーサ)については、

【投資初心者へ】つみたてNISA(ニーサ)をどこよりも分かりやすく解説します

つみたてNISA 長期投資にオススメな投資信託 5選

こちらの記事を参考にしてみてください。

 

つみたてNISA(ニーサ)口座で、毎月3万円を年利6%で30年間積み立て投資したと仮定して、シミュレーションして金額を算出してみます。

30年後には合計金額が30135451円となり、なんと3千万円を超える金額になります。

年利6%という数値は決して不可能な数値ではないので、コツコツ積み立て投資することで誰でも3千万円を超えることが可能です。

 

▼毎月3万円を年利6%で30年間積み立て投資したシミュレーション結果

左側の積立年数と金額の推移のグラフの傾きを見ていただければ分かると思いますが、年数が経てば経つほど急激に増えていることが分かります。

これからの日本は、会社の給料もなかなか上がらない中、税金もどんどん増えていくという大変厳しい時代に突入していきます。

投資をやるかやらないかで、資産を築ける人と築けない人の差が生まれてくるのではないかと思います。

 

投資信託を始めるならSBI証券がおすすめです。
SBI証券[旧イー・トレード証券]

まとめ

投資信託で投資をするのであれば、一括で購入してもいいですが、資金があまりないという方は積み立て投資をおすすめします。

ただし、投資信託は株価が下がったからといってすぐに売却するべきではありません。

世界全体の経済はこれからも伸びていくことが確実ですので、日本だけではなく世界に目を向けて長期投資を行うことが大切です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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