つみたてNISA(ニーサ) S&P500の弱点(デメリット)なんてあるの?


つみたてNISA(ニーサ)枠の投資信託で、米国の大型株指数である「S&P500」インデックスへの投資が可能になりました。

「S&P500」に長期投資をすることは、あらゆる面を考慮して投資の「正解」に限りなく近いのではと感じます。

投資は、自らの資産を守る「貯蓄」と違い(正確には貯蓄もインフレが進む以上は絶対の守備とは言えませんが)必ずリスクが存在します。

今回は、「S&P500」インデックスの長期投資分析と、弱点(デメリット)及び、起こり得るリスクについて記事にしています。

S&P500とは?

米国大型株指数である「S&P500」について簡単に解説します。

「S&P500」とは、アメリカの投資情報会社であるS&P社が「NASDAQ」「ニューヨーク証券取引所」「アメリカン証券取引所」に上場している銘柄から、代表的な500銘柄の株価を基に「時価総額株価指数」で算出しています。

 

米国に上場しているほぼ全ての大型銘柄に分散投資していて、アメリカ市場全体に投資をしているといっても概ね過言ではないでしょう。

「S&P500」における指数の算出方法は、東証一部上場全ての日本企業を対象とした「TOPIX」の算出方法と同じです。

 

しかし「S&P500」や「TOPIX」は、「日経平均」とは算出方法が異なります。

 

後ほど詳しく解説しますが、「S&P500」と「TOPIX」は時価総額平均株価指数」で算出しています。

しかし日経平均の場合は、東証1部上場の銘柄から選出された225銘柄の「平均株価指数」で算出しています。

「S&P500」の歴史

多くの日本人は「投資」に対して「悪」のイメージを持っていますが、逆にアメリカ人は「投資はやって当たり前」の思考が一般的です。

ではなぜ日本人は「投資」にたいして否定的なイメージを持つ人が多いのでしょうか。

その答えの一つとして、米国と日本における株価の歴史をひも解くことで分かります。

 

▼下の表は、日経平均の過去チャートです。

メディアでは、アベノミクス効果により日本経済は好調を維持していると報道しています。

しかし日本の過去チャートを見てみると、何がアベノミクスなのか分からないくらい株価は上下を彷徨っています。

日本はバブル崩壊以降低迷期が続いており、今現在でもバブル期の株価を超えることができていないのです。

今後の日本経済の状況を考えると、おそらくバブル期の高値を更新することはないように思えます。

 

株式投資やFXなどの短期売買は「ゼロサムゲーム」ですので、投資初心者がそのような「投機(=ギャンブル)」を行っても勝つことはできません。

ちなみに「ゼロサムゲーム」とは、勝つ人がいれば負ける人がいるゲームのことです。

つまり株式投資やFXなどの短期売買は、投資ではなく「投機(=ギャンブル)」です。

正確には手数料分胴元(証券会社)に持っていかれますので、「マイナスサムゲーム」ですね。

「投機(=ギャンブル)」である以上、初心者がプロのいる世界に飛び込んでいっても、勝ち目がないのは明々白々でしょう。

 

バブル崩壊前に「バイ&ホールド」していた日本の投資家たちは、バブル崩壊後に大損しました。

つまり短期投資でも負け、長期投資でも負けてしまったのが日本の投資家です。

 

日本は損をしている人しかいないわけで、周りの人に「株でも始めようかな」と話しても「やめとけ」となるわけです。

ここ数年は、アベノミクスの恩恵で初心者でも儲けている人もいますが、それは決して「長期投資」で儲けたわけではありません。

 

▼下の表は「S&P500」の株価チャートです。

「S&P500」は、日経平均とは違い見事な上昇トレンドを描いています。

直近では私たちにも身近に感じたリーマンショックによる大暴落がありますが、わずか数年で回復しています。

この表を見ると、リーマンショックは「逃げ時」ではなく「買い時」であったことが分かります。

日本と違いアメリカの代表的な指標は、ずっと右肩上がりです。

つまりどこで買っても儲かるわけで、アメリカ人は長期投資では誰も損をしていないことになります。

アメリカでは、投資にたいして悪のイメージがないんですよね。

本当にお金持ちでもなんでもない一般人が、投資によって大金持ちになった例は枚挙にいとまがありません。

 

投資の神様と言われるウォーレン・バフェット氏が、自身の家族にたいして、

「私が亡くなったら資産の90%は「S&P500」に投資しなさい」

と話したことはあまりにも有名です。


S&P500の弱点(デメリット)とは!?

「S&P500」指数に投資をするデメリットはあるのでしょうか。

そもそもリスクがない投資は投資とは言わず、そんなものはこの世の中に存在しません。

ちなみにリスクを極力「ゼロ」にして投資をしたいと考えている人は、米国債への投資をオススメします。

 

米国債への投資については、

投資で絶対に損をしたくない人は「米国債」に投資をすればいい

こちらの記事を参考にしてみてください。

 

それでは「S&P500」の弱点について、私なりの見解を述べてみたいと思います。

「S&P500」は、「TOPIX」と同じく、時価総額加重平均」による方法によって指数を算出しています。

「時価総額加重平均」とは、時価総額の高い大型株に比重がいくようにデザインされています。

 

「S&P500」の上位に名を連ねる銘柄は、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックなど、世界市場を牽引する超大型銘柄です。

「S&P500」は、これら上位5銘柄の構成比率が全体の15.5%を占めています。

投資先が500銘柄あるにも関わらず、上位5銘柄だけで全体の2割近くを独占しているちょっと異常な状態です。

つまり上位の銘柄群が、何らかのアクシデントで暴落してしまった場合に、「S&P500」指数自体も大きく暴落するでしょう。

上位銘柄によって押し上げられた「S&P500」は、場合によっては、上位銘柄によって押し下げられてしまうというリスクが生じます。

 

また「S&P500」は長期間で上昇トレンドを描いていますが、数十年単位で見た場合には、買った時期によっては元本を割ってしまう可能性もあります。

 

▼「S&P500」の株価チャートです。

例えば赤丸で買った人は、青丸の時に売ってしまわないかということです。

長期投資家である私のような断固たる決意のもと投資をしていれば問題ありませんが、何気なく投資を始めてしまった投資初心者の方は、狼狽売りをしてしまうかもしれません。

暴落時に「売らない」という選択肢を持つことがいかに難しいことであるかは、暴落時を経験したことのある投資家でないと分かりません。

 

決意がなく投資をしている脆弱な投資家は、リセッション時に狼狽売りをしてしまい、結果大損をしてしまうことにもなりかねます。

 

また今後「S&P500」が、下降トレンドを描いていくという可能性もゼロではありませんからね。

投資の一寸先は闇、であることをよくよく認識したうえで投資をする必要があるでしょう。

 

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