積立投資を途中でやめてしまう人が多いのはなぜ? 3つの理由


「積立投資」という投資法が、一昔前と比べると「良い投資法」として投資家から見直され、最近では実践する人が増えています。

積立投資を実践する人が増えた理由としては、やはり、2018年に国が制定した「つみたてNISA」の影響が大きいでしょう。

つみたてNISAで積立投資できる投資信託は、金融庁から厳選された商品のみとなっているため、初心者でも安心して投資できる環境にあります。

例えば米国においては、貯金をするよりも投資をすることが当たり前で、むしろやらないと損である、という認識を持っています。

日本においても「つみたてNISA」を皮切りに、ようやく世間に認知され始めている感じがします。

しかし、せっかく積立投資を始めても、すぐにやめてしまう人も後を絶ちません。

今回は、良い投資法であるとなんとなく理解できているにも関わらず、積立投資を途中でやめてしまう3つの理由についてご紹介します。

 

投資信託を途中でやめてしまう3つの理由

私も過去に、積立投資を始めてたったの1年でやめてしまった経歴があります。

積立投資をやめた後は、株やFXの短期売買に走りましたが、思ったように資産は増えていきませんでした。

それもそのはずで、株やFXなどの短期売買は、負ける人がいるから勝つ人もいるプラスマイナスゼロの「ゼロサムゲーム」であり、プロが混じっている世界で、いきなり初心者が参入したとして勝てるわけがありません。

たまには勝つことがあったとしても、運の要素が強いため、そもそも短期売買自体が資産形成という体を成していません。

それからというもの、投資の勉強をし直して考えを改め、積立投資をやり続けることでその素晴らしさを知ったわけです。

しかし現状、積立投資の良さが分かる前に、途中でやめてしまう人が多いわけですが、積立投資を途中でやめてしまう3つの理由について、私なりの考えをまとめてみました。



1.儲かっている人の話を聞かない

テレビで放送されていましたが、年収1億円以上稼いでいる職業のトップは、社長でも上場企業の役員でもなく、株やFXのトレーダーだそうです。

総資産が1億円というわけではなく、年収が1億円ですので、この年収トップ集団は、実際に短期売買で稼ぐことができるトレーダーの類でしょう。

放送を見た人が、コツコツ積立投資をしていることが馬鹿らしくなり、株やFXの短期トレードに移行してしまうことはよくあります。

私もその一人で、TVがきっかけだったかは忘れましたが、投資信託を全て売却し、短期トレードに走ってしまった苦い過去があります。

 

株やFXで儲かっている人は、TVや雑誌などのメディアでよく目にしますが、「積立投資を続けて儲けました!」って人の話は聞いたことがありません。

それもそのはずで、「数十年かけて積立投資をやってます…」なんて地味な放送がされても、誰も興味を示さないため、そもそも放送されないでしょう。

 

しかし、積立投資をやり続けて資産を築いている人は、ブロガー界隈にもたくさんいますし、ブロガーに限らず既にそこら中にいます。

 

ちなみに、株やFXの短期トレードで勝てるような人は、絶対的な強心臓を持つ強者であり、良い意味で金銭感覚が狂った一部の天才だけです。

私たち凡人は、投資信託や株式で長期でコツコツやり続ける、そんな投資方法が将来的に確実に資産を築くことができる唯一の方法と言えます。

 

2.積立投資をしている人が周りにいない

積立投資をしている多くの人が感じると思いますが、そもそも積立投資を実践している人が周りにほとんどいません。

自分と同じように実践している人が近くにいれば、投資話で盛り上がったり、切磋琢磨できるでしょう。

しかし、ネット上にはいたとしても、リアルにはいないわけですから、いざという時に相談する人もいないわけで、何かあると不安になり売却してしまうわけです。

 

(出展元:https://finance-gfp.com/?p=348)

上のグラフは、日本、米国、ユーロ圏における家計金融資産の構成比ですが、日本は現金・預貯金が他国に比べて圧倒的に多いです。

投資信託や株式の割合は、たったの15%程度で、これは2015年の時とほとんど変化はありません。

一方米国はというと、日本とは全くの逆で、現金・預貯金の割合は13.1%しかなく、投資信託や株式の割合が圧倒的に多いです。

米国では、投資に回さずに預貯金していては「損である」という考え方が、国民に浸透しているため、投資をして当たり前の精神になっています。

 

  • つまり米国では、周りを見渡せば投資をしている人だらけですので、むしろ投資をしないと不安になります。
  • 日本では、周りを見渡しても投資をしている人は皆無であり、むしろ預貯金をしないと不安になります。

 

せっかく始めた積立投資も、周りが誰もやっていないので、結局売却して預貯金に回してしまうのです。

 

利益が出れば利確、損失が出れば損切をしてしまう

利益が出れば利益を確定し、損失が出れば損切をするのは、投資の世界では常識です。

しかしそれは短期売買の常識であり、長期投資における考え方は、利益が出ていようが損失が出ていようが、退場することなくとにかく続けることです。

 

投資家として有名なチャールズ・エリス氏が書いた「敗者のゲーム」の中には、株式市場には「ミスター・マーケット」「ミスター・バリュー」の2人が存在すると書かれています。

いたずら好きの「ミスター・マーケット」は、予想外の収益や配当、インフレや政策変更をちらつかせて投資家の気をひこうとします。

しかし市場で何が起きようとも、表情一つ変えない「ミスター・バリュー」は、決して楽しい世界ではありませんが、淡々と財やサービスを生産し分配し続けます。

長期的には、市場の変化に惑わされずに、やるべきことをコツコツやり続ける「ミスター・バリュー」は、感情的な行動を取ってしまう「ミスター・マーケット」に、必ず打ち勝ちます。

市場の株価の上げ下げに惑わされることなく、(積立)投資を長期的にやり続けるものが、最終的には勝つと記載されているのです。

 

日本では、(2)で表題にした「積立投資をしている人が周りにいない」ということも起因し、積立投資の本質を理解していない人が多いため、すぐに利確したり、我慢できずに損切をしてしまう人が多くいると思われます。

 

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