投資信託の資金流出入の確認方法 資金の流れは必ずチェックしよう


投資信託は、個別の株式投資に比べると非常に地味ですが、将来資産を増やすためには堅実な投資方法と言えます。

しかし投資信託を選ぶ際には、ただやみくもにランキング上位のものを選べばいいのかというと、そういうわけではありません。

優良な投資信託を選ぶ際には、いくつかの注意点がありますが、その中で特に確認しておきたいポイントとして、投資家達からの資金の流れを表す「資金流出入額」があります。

投資信託の「財産」にあたる「純資産総額」が増えていくためには、「運用が上手くいっている+投資家の資金流入が順調」であることが重要です。

それは「純資産総額」の増減要因の一つとして、株式の運用と同じく、投資家達の「資金流出入額」は密接に関係しているからです。

今回は投資初心者の方に向けて、なぜ投資信託の「資金流出入額」の確認をする必要があるのか、そして「資金流出入額」を簡単に確かめる方法についてご紹介します。

純資産総額と資金流出入額の関係性

例えば、とある個別株への投資していたりすると、その企業の業績が悪化したり、ましてや倒産なんかしてしまった日には、全ての資金がパーになってしまいます。

しかし投資信託は、個別株や債券などの集合体であるため、どれか一つの企業がコケたてしまったとしても、分母が大きい分ファンド全体にはそれほど影響はありません。

投資の基本は一に分散、ニに分散、三に分散と言われていますが、投資信託を購入するだけで既に分散効果があり、非常に効率の良い投資先と言えます。

そして、数年、数十年といった長期で積立投資を続けることで、ほぼ確実に資産は増えていくでしょう。

ただし、不良品のような投資信託を購入してしまうと、大切な資産を減らしてしまうことになってしまいます。

そんなことにならないように、投資信託は慎重に選ぶ必要があります。

 

投資信託を選ぶ際には、過去に基準価額がどのように推移したかの「運用実績」は当然大切ですが、「純資産総額」が順調に増えているのか、それに付け加えて「資金流出入額」のチェックもしておくべきです。

そもそも投資信託とは、投資家達から集めた資金で、ファンドマネージャーが株式や債券に投資をして運用して成り立っています。

優良な投資信託であれば、投資家から資金が安定的に流入してきますし、逆にあまり良くない投資信託の場合は、資金はどんどん流出していきます。

投資信託に資金が集まらなければ、ファンドマネージャーは運用そのものができなくなってしまいます。

逆に、資金が流出するということは、投資家達がその投資信託を解約している、要するに「逃げ出している」ということなので、資金流出が激しい投資信託の購入は控えるべきです。

 

では単純に資金が増えていればいいのか、というと、そういうわけでもなく、資金が一気に増えすぎているのは問題です。

 

Aという投資信託が、何かのきっかけでバズったとします。

ミーハーな投資家達が、流行りのAを購入することで一気に資金が増えます。

しかし、そもそもミーハーな投資家達は、流行っているから購入しているだけで、確固たる信念を持ってAを購入しているわけではありません。

ということは、バズったAが今後基準価額が上がらなかったり、不利益なニュースが出たりすると、ミーハーで信念を持っていない投資家達は、次から次へと解約する行動を取っていくでしょう。

つまり、資金が一気に増えるというのは、資金が一気に減るリスクも秘めていることになります。

 

以上のことから、資金流出入額は、急激に増えたり減ったりするのではなく、安定していることが望ましいです。

資金流入が安定しているということは、必然的に、純資産総額が順調に増えていくことにつながります。


投資信託の資金流出入額確認方法

上の画像は、私が毎月積立投資をしている「eMaxis Slim 米国株式(S&P500)」という投資信託です。

実際に投資をしている方であれば分かると思いますが、上の画像のような過去チャートは、証券会社から簡単に確認することができます。

 

緑色部分は「純資産総額」になりますが、「純資産総額」とは、投資信託の資産(株式、債券、現金)から負債を引いたもので、これが投資信託の「財産」になります。

投資信託の「純資産総額」が順調に増えているか否かも重要なポイントですが、ここから正確に「資金流出入額」を読み取ることができません。

 

ではどうすればいいのかというと、モーニングスターで簡単に確認することができます。

モーニングスターとはモーニングスター(株)が運営しているサイトで、個別株、投資信託のあらゆる情報を調べることができます。

 

▼モーニングスターのサイトを開くと次のような画面が表示されます。

赤矢印の検索箇所に、調べたいファンド名をそのまま入力し、検索をかけます。

 

▼ファンドの検索結果が表示されます。

表示されているファンド名をクリックしましょう。

 

▼調べたいファンドの詳細データが表示されます。

赤丸で囲った「リターン」と「月次資金流出入額」を順番にクリックしましょう。

 

▼ファンドの月次資金流出入学グラフが表示されます。

設定してまだ日が浅いeMaxis Slim 米国株式(S&P500)ですが、ファンドの資金流入は順調そのものですね。

米国大型株指数であるS&P500をベンチマークしている投資信託なので、今後もまず問題ないと思いますが、念のため定期的にチェックだけはしておきましょう。

 

▼ひふみプラスの月次資金流出入額グラフです。

 

上の画像は、大人気ファンドの一つである「ひふみプラス」の資金流出入額です。

メディアに登場したことにより、2017年初頭から一気に資金流入していますが、2018年になると資金流入額は徐々に少なくなっていることが分かります。

更に最近では、資金流入額よりも資金流出額の方が上回っています。

 

ひふみプラスの場合は、資金が一気に増えすぎたことで運営が難しくなって基準価額が上がらず、ミーハーな投資家達の解約が多くなっているのでしょう。

このような投資信託は、今後充分注視する必要があります。

 

こちらは証券会社から見ることができる「ひふみプラス」の過去チャートになりますが、このグラフを見ただけでは、正確に資金がどれだけ流出入しているのかは分かりません。

「純資産総額」に密接に関係してくる「資金流出入額」は、購入前はもちろんのこと、積立投資している間も定期的にチェックしておくとよいでしょう。

モーニングスターでは、資金流出入額の他にも新しい情報が随時更新されていますので、いろいろとチェックしてみることをオススメします。

 

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