投資信託を株式のように短期売買するのはありか?なしか?


「投資信託」といえば長期間の「積立投資」、これが世間に認知されている投資信託の姿と言えます。

では個別株の株式投資はというと、日本ではどちらかといえば長期投資というよりも、頻繁に売買を行う「短期売買」が世間に認知されている姿と言えるでしょう。

例えば朝11時に〇〇の株を買い、2日後には売却してしまう。または1、2ヵ月後には売却してしまう。といった「スキャルピング」や「デイトレード」のような「短期売買」の手法が(日本では)一般的です。

では投資信託において、このような短期売買の手法は「あり」でしょうか、それとも「なし」でしょうか…。

今回は、投資信託の短期売買が「あり」か「なし」か、について記事にしています。

投資信託の短期売買はありか?なしか?

先に結論を述べてしまうと、投資信託の短期売買は基本的には「なし」との考え方が一般的です。

 

投資信託が短期売買に向いていない一番の理由は、投資信託の基準価額が決まるのは1日1回のみという仕組みにあります。

投資信託の基準価額は、株式のように時価ではないため、日中頻繁に売買することはできません。

以上のことから、投資信託は「デイトレード」や「スキャルピングトレード」などの投資手法には向いておらず、長期用の投資商品と言えます。

 

投資信託についてもう少し説明を付け加えます。

投資信託は、債券や株式など、たくさんの投資家からお金を集めて運用する仕組みになっています。

例えば、ご存知かと思いますが、日本を代表する株式指数の一つに「東証株価指数(TOPIX)」があります。

東証株価指数(TOPIX)の組み入れ銘柄は、トヨタ自動車をはじめとして、ホンダ、ソフトバンク、NTTといった、日本を代表する株式銘柄で構成されています。

投資信託には、TOPIXのような指数と連動を目指す「インデックスファンド」と、ファンドが独自に銘柄を選定して運営する「アクティブファンド」があります。

「インデックスファンド」「アクティブファンド」、どちらのファンドを選択するにせよ、個別株投資よりは圧倒的にリスクオフできるのが投資信託の強みと言えます。

 

投資の基本は「株価が安い時に購入して、株価が高くなったら売る」です。

では投資信託においても、基準価額が決まるのが1日1回という縛りがあるにせよ「株価が安い時に購入して、株価が高くなったら売る」はできそうな気がします。

もちろんできる人はできますが、そういう人は、わざわざ投資信託を購入する意味がなく、最初から個別株投資をするべきです。

 

というのも、例えば現在NYダウが最高値を更新しましたが、果たして今の株価が「高い」のか「安い」のか、それは私たち(少なくとも私)には明確に分からないからです。

  • 今の株価が「割高」であると判断して、投資することを控えてしまい、その後ズルズルと上昇してしまえば、結果「機会損失」したことになります。
  • かといって、今の株価が「割安」と判断して、全力投資をしてしまった時に、その後ズルズル下落してしまえば、結果「割高」であったことになり損をしてしまいます。

今の株価が高いのか、安いのか、それは明確に分からないので、個別株投資ではなく投資信託で「分母」を大きくし、更に「積立投資」で時間すらも分散して投資をするわけです。

 

しかし、投資信託のような株式や債券の集合体で、どうしても短期売買がしたいという方もいるでしょう。

そういう人は、時価で取り引きすることができる「ETF」を推奨します。


ETFは時価で取り引き可能

投資信託と似た仕組みのもので「ETF」があります。

ETFとは、Exchang Traded Fundの略で、読んで字のごとく、証券取引所に上場して取り引きされている投資信託になります。

 

日本のETF市場における歴史は、1995年にまでさかのぼります。

上の画像は、日本で上場しているETFです。

2007年頃までは、上場しているETFはわずかでしたが、2008年からその数は一気に増えて、2019年になると200本を超えています。

 

しかし、当サイトでも推奨している米国はどうかといえば、2007年の時点で既に500本以上のETFが上場していました。

米国ETFは、今や世界中からお金が集まってくる超巨大市場になっています。

 

 

ETFと、投資信託の違いについて簡単に解説します。

投資信託は、その日に算出される基準価額となり、売買価格は単一です。

しかしETFは、証券取引所の取引き時間に売り手と買い手の需要などにより価格が変動するため、投資信託のように単一の価格にはなりません。

 

更に、ETFは、売り手と買い手の需要のみならず、為替、連動するインデックスの変動、なども影響しています。

ETFの取引価格は、必ずしも基準価額と同一ではないため、時価が「リアルタイム」で決定するということが、投資信託との大きな違いになります。

 

つまり、株式や債券などの集合体を株式投資のように短期売買したい、リアルタイムで時価で取り引きがしたい、という方は投資信託ではなくETFでOKです。

ETFであれば、例えば「デイトレード」をしたり「スキャルピングトレード」をすることも可能なわけです。

しかし、個人的にはETFといえども、短期売買ではなく長期投資をオススメしますけどね。

まとめ

投資信託は、1日1回しか基準価額が決定しないため、短期売買には向いていません。

しかし、投資信託と同じような仕組みを持っているETFであれば、株式のようにリアルタイムで取り引きが行われているため、時価で取り引きが可能となります。

とはいえ、先ほども申し上げたように、今の株価が割安なのか、それとも割高なのか、、、それを素人が明確に判断することは難しいため、機械的に投資していくことが、多くの人にとって最善の方法ではないかと思います。

関連記事です。

つみたてNISAは恒久化するべき 運用期間が20年と30年では雲泥の差

2019.07.05

 

初心者がインデックス投資を実践するための分かりやすい道しるべ

2019.05.06

 

アクティブファンドは10年で4割が消滅 インデックスが圧倒的有利

2019.03.25

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ
にほんブログ村

米国株ランキング

>>トップページに戻る


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です