VTIが経費率を0.03%に値下げに伴い 楽天VTIも0.1596%に値下げ


バンガードの「VTI」は、経費率を0.04%から0.03%へ値下げを実施しました。

VTIをメインに投資をしている私にとって、今回の経費率値下げは非常にありがたいことですね。

本家VTIに伴い、VTIをベンチマークしている「楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)」も、0.1696%(税込)から0.1596%(税込)に値下げされることが決まりました。

今回は、米国ETFである「VTI」と、投資信託である「楽天・全米株式インデックスファンド」について簡単に解説すると共に、楽天・全米株式インデックスファンドの値下げについて解説します。

VTIと楽天全米株式インデックスファンドの違いは?

「VTI」はバンガードが運営する米国ETFであり、「楽天・全米株式インデックスファンド」はVTI指数に連動するように運営を目指す投資信託です。

続いては、それぞれの違いについて簡単に解説します。

VTI

VTIの正式名称は「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」と言います。

バンガードとは、ETFであるVTIを運営している会社ですが、その他の大手運営会社には、ブラックロック、ステートストリートがありますね。

VTIの資産総額は、日本円にして12兆円を超える超巨大な資産額を誇り、世界で見るとSPY、IVVに続く第3位の資産額となっています。

VTIは、米国における投資可能な株式のほぼ100%に投資をしている「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」指数に連動する運営を目指しています。

つまりVTIに投資をすることで、米国市場全体に投資をしていることになります。

 

米国ETFへの投資は、昨今投資のスタンダードになりつつありますが、それに伴う弊害が全くないわけではありません。

例えばVTIは、米国市場ほぼ全ての銘柄(約4000銘柄)に投資をしているにも関わらず、マイクロソフトやアップル等の大型株である上位10銘柄の割合が19.2%あります。

VTIの上位10銘柄で、全体のおよそ2割を占めているわけで、米国市場全体に投資をしているといっても、結局のところ、中・小型株への投資額は微々たるものです。

投資家達が中・小型株への投資からETFへの投資に移行しているということは、ETFばかりに資金が流入するということになります。その結果、大型株へ集中的に資金が流れていくため、中・小型株への資金流入は少なくなります。

中・小型株にとっては、受難な時代が到来していると言えるかもしれません。

 

米国ETFについて詳しくは、

米国ETFとは?魅力や注意点など分かりやすく解説します

こちらの記事を参考にしてみてください。

 

少し話がズレてしまいましたが、続いては投資信託である「楽天・全米株式インデックスファンド」についてです。

楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)

楽天・全米株式インデックスファンド(通称楽天VTI)は、楽天グループの資産運用会社である「楽天投信投資顧問」が運営する「投資信託」になります。

楽天・全米株式インデックスファンドは、VTI指数に連動する運営を目指しています。

つまり、楽天・全米株式インデックスファンドに投資をするということは、間接的にVTIに投資をすることと同じことです。

楽天・全米株式インデックスファンドの純資産額は、2019年5月時点で400億円を超えています。

本家VTIに比べると資産額は圧倒的に少なく感じますが、資金流入は順調ですので今後も全く心配ない投資信託と言えるでしょう。

 

楽天・全米株式インデックスファンドは投資信託ですので、VTIのようにわざわざ円からドルに転換する必要もなく、円のまま投資をすることができます。

しかも、投資の王道である一定の金額でコツコツ投資をする「積立投資」をすることができます。

一方、本家VTIは株式の扱いであるため、少額投資だと手数料負けしてしまうため、ある程度の投資資金が必要になります(15万円以上であれば手数料負けしません)。

 

配当金を再投資するのが面倒くさい、ドルに転換することに抵抗を感じる、という方は本家VTIではなく、楽天・全米株式インデックスファンドに積立投資をすることをオススメします。

 

投資信託について詳しくは、

「投資信託」を初心者に分かりやすく解説「地味な投資」こそが資産を増やす近道

初心者が「投資信託」を買う時に 特に注意するべき3つのポイント

こちらの記事を参考にしてみてください。

 

続いては手数料についてです。


VTIが値下げ 楽天VTIは?

バンガードは、VTIの経費率(年間にかかる手数料)を0.04%から0.03%に値下げしました。

それに伴い、楽天VTI「楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)」も、0.1696%(税込)から0.1596%(税込)に値下げされることが決まりました。

 

実は楽天VTIについて、「本家VTIの経費率値下げに伴い、楽天・全米株式インデックスファンドも経費率を値下げをするのか」と問い合わせしてみたのですが、

「今のところ、そのような予定はございません」

と、なんとも冷たく言われてしまった経緯があり、答える人も案外適当だなあと感じております。

電話の受けごたえをされている方は、しっかりした回答をお願いしたいですね。

 

さて、何はともあれ信託報酬の値下げは、私たち投資家にとってはありがたいの限りです。

信託報酬が下がることで、どれだけ有利になるのか、分かりやすくシミュレーションをしてみます。

0.1%の違いで、どれだけ変わるのかをシミュレーションしてみます(今回は0.01%ではなく、敢えて0.1%の違いで計算しています)

 

例えば、信託報酬が0.1%、年利率7%(6.9%)で推移し、積み立て期間は30年間、毎月積立5万円として、課税はかからないものとして計算してみます。

30年目の資産総額は、57,426,876円になります。

例えば、信託報酬が0.2%、年利率7%(6.8%)で推移し、積み立て期間は30年間、毎月積立5万円として、課税はかからないものとして計算してみます。

30年目の資産総額は、56,380,948円になります。

 

つまり、信託報酬が0.1%違うだけで、57,426,876-56,380,948=1,045,928円も違ってきます。

 

積立額が多くなればなるほど、積立期間が長くなればなるほど、信託報酬額は資産に大きく影響してきます。

信託報酬は、とにもかくにも安いにこしたことはないのです。

 

ちなみに、私は米国ETFであるVTIに投資をしておきながら、投資信託である楽天・全米株式インデックスファンドにも積み立てているという、なんともセンスのない投資をしております。

しかしインデックス投資をコツコツをやり続ける「センスのない投資家」こそが、将来的に資産を莫大なものにします。

 

余談になりますが、今回のバンガード社の信託報酬値下げは、VTIだけに限らずS&P500指数であるVOO、BND、VO等も値下げされています。

投資家に絶大な人気を誇るS&P500指数連動型ETFは、バンガードのVOOの他に、最大資産額を誇るスパイダーのSPYブラックロックのIVVがあります。

ちなみにスパイダーのSPYの信託報酬は0.09%ブラックロックのIVVの信託報酬は0.04%なので、今回の値下げでバンガードのVOOが頭一つ抜けたわけです。

今後、他社も追随して値下げしてくるのかは要注目です。

 

S&P500に連動する投資信託は、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)がオススメです。

関連記事です。

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